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zoom RSS サルビアの会 (2017年 2月 患者会) に参加

<<   作成日時 : 2017/02/18 22:41   >>

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古河市の福祉の森診療所で開かれている がん患者の会「サルビアの会」 に参加してきました。


今日は初めて参加されたかたのお話が中心でした。
(主に家族会に参加しているAさんから紹介されたということ。)

肺がんの術後1か月。
術後の治療方針もまだ決まっていないようで、
「抗がん剤が必要になったらどうしよう。。。」
ということを第一に心配していらっしゃいました。

総合診療医ですが、肺がんが専門の赤荻先生ですから、
患者さんの持っている情報の範囲で、
「おそらく、・・・・。私なら、・・・・。」 
と、治療について予想できることをお話しされていきました。
がんのステージ、がんの種類(腺癌)などはよく覚えていらっしゃる。
「・・・・。抗がん剤が必要ないか、あったとして・・・。 ・・・。」
少しずつKさんの表情が和らいでいくのが分かります。

笑みがこぼれたところで、
抗がん剤治療を経験してきた参加者が それぞれの経験を語ります。
「悪いことは考えずに、ありたい姿をイメージをして“脳をだます”!」
「落ち込むのは当たり前だけれど、
 落ち込んでいることに気づいたらすぐに“大丈夫!”と切り替える。」
「頑張る理由を思い浮かべる。」      ・・・・ etc
患者会のピアサポートの力が発揮されます。    



また、
術後は、 今後の治療について心配・不安のあまり
眠れない・食べられない。。。
なんと、胃の調子が悪くて ドロドロのものをやっと食べるくらいとか。
消化管の手術でないのですから 食べられるはずなのに、
気持ちのほうがまいってしまったように思えました。

「分からなくて心配していたことがたくさん解決して、
 もしかして今日からもう食べられるんじゃないですか?」
「治療には体力が必要なんだから、少しずつ食べて太らないと。」
「美味しいものを食べることは、それだけで力になる。」
「特定の食べ物を考えるより、普通にちゃんと食べるのがいい。」
こちらも、がん経験者の言葉が次々に飛び出しました。


それにしても、
あまりにも手術についての説明が伝わっていないことに驚きました。
(説明されたのか、説明されても理解につながらなかったのか、は分かりません。
これが不安を持ったまま日々を過ごすことになる元になってしまう。)

「喉に違和感があるのですが、手術は喉を通してしたのでしょうか」 ん?
(麻酔のために気管内挿管がされたことを認識されていない)
もちろん 先生から、
「一時的な症状であり、時間が治してくれるもの」と説明がありました。
これでまた安心。

私が、体に残っている傷をお聞きしたところ、
いくつかの穴と10cmほどの切開創だけだとのこと。
その情報をもとに
先生が、行われたであろう手術について説明してくださいました。
胸腔鏡を使って行うので、その器械を入れるための穴と
切り取った部分を取り出すために切開が必要なのだそうです。

「手術する(した)」という言葉だけでなく、
意識のない間に行われたことを きちんと説明してくれるべきです。
がんセンター病院の医師にとっては日常ですが、
患者一人一人にとっては重大事なのですから。




何年もの間 がんが顔を表さないままの人もいます。
手術ができない種類のがんの人もいます。
抗がん剤治療を比較的楽に乗り越えた人、苦しみ抜いた人。。。
手術という治療を選択しないでいる人もいます。

「そん時は そん時考えるのよ!」

「人は誰でも死ぬ。でも、・・・
 健康な人の“死”は先にある。でも、がんの人は“死”がいつも隣にあるですよねぇ。」

それは、がん患者が常に置かれている立場を示す言葉なのです。



タバコの害への国の取り組みへの批判もありました。

なぜもっと早くから体への悪影響について教えてくれなかったのか。

オリンピックを機に禁煙を進めるはずが、規定が緩和されそうですね。
飲食店の全面禁煙は お客を減らすでしょうか。
私は、むしろ禁煙のお店のほうがお客さんを呼び込むように思います。



少しずつ出血が続いているかたが、
貧血(Hbが7)になって近頃 輸血を受けたそうです。
その劇的な体の力の回復に驚かれていました。

少しずつ進む貧血は ある程度までは気づかないことが多いものです。
酸素を運ぶHbが減ってしまうと体の組織は酸素不足に。
それを解消するために心拍数を増やして心臓にも負担がかかる。
少しの運動量のUPでも体がきつくなります。
酸素を運ぶトラック(赤血球)を体に入れることで、
「体の中にすぅ〜と筋が通ったよう」な感覚を覚えたと話されました。


この会では がんの治療を通して経験した様々なことが共有され、
それを通して 人間の体の仕組みを学んでいくことができます。
一方で、私には、
医療従事者にとっては当たり前の知識が 一般の人々には伝わっていない、
そのギャップの大きさを感じる機会でもあります。

成人の学びの場(機会)は 自分で見つけなければなりません。

根拠のない健康情報に惑わされないためには、
何より正しい基礎知識をもつ必要があると思います。





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