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zoom RSS 塩化ナトリウム中毒 〜乳児にとって小さじ一杯の食塩が致死量

<<   作成日時 : 2017/07/13 15:08   >>

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預かり保育中の乳児が食塩中毒で死亡したという事件が報道されました。


びっくりニュースでした!!!


報道を聞いて、疑問だらけ。。。。

どうやって飲ませたのか?
どう考えても、嫌がるはずでしょう?
(「離乳食を食べない」というのは多く聞かれる困りごと)
食塩をどれだけの量を飲むと死に至る?
 ? ? ?


続けて塩化ナトリウム中毒について、
小児科医(済生会横浜市東部病院の谷口英喜医師)からの説明が
ありました。
「体格などの個人差もあるが、1歳児ならば小さじ1杯程度(5〜6グラムほど)の食塩を摂取すると、致死的になる恐れがある。
食塩をそのまま摂取するのに比べ、水に溶けた状態で摂取するほうが一気に小腸に吸収されるため、より危険性が高い。
心不全や肺水腫の状態になるほか、高ナトリウム血症から不整脈を引き起こし、最悪の場合死に至る。」



医薬品の投与量は、
厳密な管理が必要な薬剤は 特に体重1sあたりで計算します。

小児の場合がこれにあたります。

小児薬用量というものがあります。(Augsberger式)
 

 小児量={年齢(歳)×4+20}/100×成人量

   ↓

 6ヶ月   1歳   3歳   7.5歳   12歳   成人
 1/5     1/4   1/3   1/2    2/3    1


これも原則値。
同じ年齢でも体格はそれぞれですし、
お薬によっても処方量の幅があります。



近年、「熱中症」は誰でもが知る言葉となり、
水分とともに塩分の摂取が勧められがちです。

でも、日本人の塩分摂取量は国際的にみて過剰なのです。

大人1日6gというWHO目標値を満たしてる人は、
腎障害など特別な食事療法が必要な人以外はそう多くない
と思います。

通常の食事をとっていれば、ほどほど汗をかいても、
水分補給だけで塩分の補給は必要ないものです。

気を付けていただきたいのは、「電解質補給水」の使用でしょうか。
どんな味なのでしょう。
スポーツドリンク以上に与え過ぎに気をつけなければいけません。
売りたい側の宣伝文句には乗らないでほしいなぁと思います。



今回の事件では、
「具合が悪くなったので、塩分補給をした」 と供述しているとか。 

  ・・・・???

2年前の夏の事件。


1歳ちょうどの乳児です。
脱水は命取り!!!
保育士の資格云々ではなく、常識として救急でしょう。

お預かりした子どもの具合が悪くなって、
怖くなって、救急車が呼べなかったのでしょうか。


それにしても、
ぐったりした1歳の子にどうやって食塩水を飲ませたのか???
(致死量の食塩水など、塩辛くて飲めるわけがない。。。)

ここのところがどうしてもわかりません。

過去の報告でも、「虐待」として与えるしか考えられない、と。



食塩は「NaCl」と書けば化学物質です。

小さな体、未熟な腎機能、・・・クスリの怖さは大人以上です。





薄切りキュウリに ほんの少し塩をまぶしたあと、
指に残った塩を舐めても 「しょっぱい!」

どこの家庭にもある身近な調味料(食塩)が、
幼い子どもの命を奪ったことに驚くばかりです。




彩心ちゃんが笑顔で抱かれた写真を見るとやるせない。

ご両親の怒りと無念は、はかり知れません。。。






それぞれの人の ぞれぞれの価値観 を尊重します!
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