「解決志向ブリーフセラピー」 その②

「~解決像の映像化~」(7/29) にたくさんのアクセスをいただいていますので、
その基本姿勢を紹介いたしますね。

(「花子」「想像の翼」で訪問いただいた方も多いのかもしれませんが・・・)


解決志向ブリーフセラピーは、

SFA (Solution-Focused Approach) : 解決に焦点を当てるアプローチ
  で
ブリーフセラピー (Brief Therapy)  :  Brief=短い・短期の
  

前回(7月29日)ご紹介した本の著者の一人 森俊夫先生は、
「臨床心理学の“小難しい”基礎知識が全く不要である」
「簡単で、効果的・効率的で、安全で、・・・」
とお勧めしています。

私も セラピーとしてだけでなく、
自分自身の心の健康を維持するための
対人関係をよりよくするための
とてもシンプルで学びやすい心理療法だと思います。


「解決志向」とは、
問題やその原因に焦点を当てる 問題解決(Problem Solving) ではなく、
解決像・目標に焦点を当てる解決の構築(Solution building) !

目標志向の問題解決法 で看護学を学んできた私には、
その後一般に広まったいわゆる「問題解決法」にずっと違和を感じてきました。
看護界に「看護過程」というものが出てきたときには、とても混乱したものです。
(ちょうど教育職に就いたころでした)

アセスメント・計画・実践・評価のサイクルは、
対人相互関係の中で瞬時に行うものです。
お会いした瞬間に相手の状況(自分との関係も含めて)をアセスメントし、
頭の中でどのような態度でどのような言葉で相手に応えるかを判断し、
実践し、
相手の反応を見てまたアセスメントし、
判断に基づいて行動し、
・・・延々とスパイラルに続きます。
恩師の言葉で言えば「金太郎あめ」。
どれだけ小さく切ってもそのサイクルはある。
まずはアセスメントのために相手に接するというのは、
どう考えても援助者中心のかかわりですし、
次にお会いした時には、すでに状況が変わってしまうのは当然。
現実離れしていたように思います。

「解決ブリーフセラピー」との出会いは、
その問題解決法の扱いに関して 実に私を気持ちよくしてくれたのです。 

もちろん、
大きな時間枠の中でのアセスメントをして、方針をはっきりさせていくことは
必要ですね。


前置きが長くなりました。

では、本の“そで”にも添えられている「中心哲学」と「発想の前提」を
ご紹介いたします。


中心哲学ー3つのルール

<ルール1>
 もしうまくいっているのなら、変えようとするな。
<ルール2>
 もし一度やって、うまくいったのなら、またそれをせよ。
<ルール3>
 もしうまくいっていないのであれば、(何でもいいから)違うことをせよ。


4つの<発想の前提>

<発想の前提1>
 変化は絶えず起こっており、そして必然である。
<発想の前提2>
 小さな変化は、大きな変化を生み出す。
<発想の前提3>
 「解決」について知る方が、問題と原因を把握することよりも有用である。
<発想の前提4>
 クライエントは、彼らの問題解決のためのリソース(資源・資質)を持っている。
 クライエントが、(彼らの)解決のエキスパート(専門家)である。
 

いかがでしょうか。


私は、森先生と同じで、
「(あなたのことが)分かります。」といわれると、正直なところムッとします。
「自分のことを 他人にわかられてたまるか!」と。
発想の前提については、すんなり「YES」です。

中心哲学についても、当たり前のようですが、
この心理療法に使う 特徴的質問 と合わせて、
日常の人間の行動の面白さをいろいろと考えることができました。

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これからも 少しづつキーワードを拾っていきたいと思います。

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