“言葉のウイルス”   解決志向ブリーフセラピー その③

<発想の前提1>  変化は絶えず起こっており、そして必然である。

変化を阻止する力のもっとも大きなものの一つは「言葉」です。

たとえば、

「人間って、変わらないよね」 って 多くの人が言います。
でも、この言葉自体が変化を妨げるのです。

不登校の相談に 「時間がかかりますよ。とにかくゆっくり見守りましょう」
というような言葉をかけられることがあります。
親や子どもの焦る気持ちをまず落ち着けようとする意図は理解できます。
しかし一方で、この言葉が変化を妨げ
不登校という状態を長引かせる一つの大きな圧力になる可能性もあるのです。

このように 「言葉」が「ウイルス」になって その人に感染し、
本当に時間がかかってしまうのです。

そのような人に伝える最も大事なメッセージは、
「あなたは変わりますよ」 という 「これオンリーだ」と言ってもいいでしょう。


                ~ここまでは 本の中からの抜粋です~


著者のお二人が子どもを対象とする分野で活躍されていますので、
子どもにとっての「時間」「変化」をとても強調していらっしゃいます。

学校に行けない(行かない)子どもの相談については
実際に経験がありません。
このセラピーと出会っていなかったら、
例に挙げられていたような対応をしていたように思います。
学ぶところが大きかったです。


私自身は、解決志向ブリーフセラピーに出会う以前から
「目標の表明」「目標のイメージ化」をいつの間にか実践してきました。
(“解決像の映像化”のワークをしてみて、
 漠然としたイメージ化にとどまっていたことに気付きましたが。)

たぶん認知心理学・行動心理学といった分野の中で学んだのだと思います。

私たちの行動の多くは無意識です。
例えば、車で出かける時、その一連の動作は教習の時のように一つ一つ意識していないですね。
意識すると却って動きがぎこちなくなったり、下手をすると意識した途端にわからなくなったり・・・。

私たちは視覚・聴覚などの五感を通して ものすごーくたくさんの情報をえて生活しているのですが、
それらほとんどの情報は 無意識によって必要なものだけを選択され、
その人の習慣・価値観に合わせてうまく行動できるように調整されているのだと思います。
意識して行動していることは、実に少ないのです。

でも、

意識すれば、無意識が“意識していること”を応援してくれるように思うのです。

イメージトレーニングもこのひとつではないでしょうか。


困ったことより、うまくいっている状態をイメージする 
“解決像の映像化”へとつながりますね。

意識的に「(ウイルス)言葉」を使わないようにして、
代わりに、目標を言葉にして意識していくこと をお勧めします。

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