「オロナイン軟膏」は常備しておくべきか ~やけど・傷・水虫・・・どうしますか?

多くのお宅にありそうな家庭薬についてです。
以前のコメントから、話題にさせていただきました。

大塚製薬の公式HPの製品情報(http://www.otsuka.co.jp/product/oronain/oronain_h/index.html
効能・効果の欄を見て、やはり「ん~」です。

ステロイドは使われていません。
消毒薬として
クロルヘキシジングルコン酸塩液が
入っているのですね。


やけど(熱傷)は、
初期治療がとっても大事ですし、
重症度によって必要な処置が違ってきます。
まずは、痛みを感じなくなるまで十分冷やすこと。
少々赤くなったり痛みが残っても
水泡にならなければ そのまま何もしなくて大丈夫です。
水泡が破れたり 皮がむけたりした場合は、
感染の危険性がありますので
その部分を清潔な保護材で覆います。
ガーゼがくっつかないように
軟膏処置をすることもあります。
ここに「オロナイン軟膏」が使われる?
(でも、清潔な軟膏でなければ逆効果)
新しくて未開封の軟膏を用意するべきでしょう)
傷に膿がついたり 自宅での処置が不安であれば
医療機関を受診したほうがいいと思います。
大きなやけどの場合は もちろん即 受診が必要です。

水虫も きちんと受診すべきだと思います。
水虫は、白癬菌というカビが原因で起こる皮膚の感染症です。
水虫というと 足水虫が思い浮かぶと思いますが、
爪白癬(爪水虫)、
頭部浅在性白癬(シラクモ)、
体部白癬(タムシ)、
股部白癬(インキンタムシ)、
手白癬(手水虫)
というように 様々な場所に感染し、
感染した場所によって病名が異なるようです。
[ 足水虫・爪水虫以外は 今回調べて知りました。 (^^; ]
それぞれの状態によって治療が異なると思いますので、
医療機関での治療をお勧めします。
爪白癬の場合は、内服薬も使って治療します。
そのくらい難治です。


擦り傷・切り傷は、
基本的に流水でよく洗うことが一番。
いきなり消毒液や薬をつけてしまうのではなく、
流水で傷口を洗うのが 一番の感染防止対策です。
傷口をきれいにしたら次は止血。
滅菌ガーゼを当て、
傷口を圧迫するようにして止血します。
なかなか血が止まらない場合には
止血しながら医療機関で処置を受けてください。
従来は 洗浄後に消毒→乾燥する方法が一般的でしたが、
現在は消毒はしないで
湿潤環境で組織再生を促すことが勧められています。
近頃では 湿潤型創傷被覆材が
市販もされているようですが、
十分な洗浄ができたうえでの利用が大切だと思います。



ということで、
私は、「オロナイン軟膏」は お勧めしません。
実際、これを塗って来院された場合、
処置をする前に落とす作業をするのですが、
ベトベトして落ちにくく
傷を刺激してしまうことになるのです。

常備しておくとよいのは、
一枚ずつパックされた滅菌ガーゼかなと思います。
傷にくっつかない絆創膏一体型傷パッドも便利です。
湿潤型創傷被覆材は、
褥瘡処置材料としては使ったことがあるのですが、
使用経験がありませんので、何とも…。


それから、
傷をキレイに縫ってほしいと思ったら、
できれば「形成外科」を選んでください。
(「整形外科」と同じではありません)
「外科」なら 縫合はしてくれますが、
審美性は医師の腕次第ともいえます。 

この記事へのコメント

2014年09月21日 04:19
おはようございます~
ステロイド入ってないのですね!
今サイトで確認してきました。
皮膚科の先生から聞いたので信じてたんですが・・・

ところで・・・
検索してみるとこんなサイトが見つかりました
http://antiaging.akicomp.com/?p=5544
オロナインだけに頼るのではなく、他の対策の一助として考えるのが正しいでしょう。

と書いてあります。
要するに、なんでもかんでも効かないって事か・・・

ちゃんと成分を考えて使おうって事ですね!
2014年09月21日 12:23
私がかかった皮膚科の先生は オロナインを ケチョンケチョンに貶してしましたよ!正解ですか?
お尻の痔に塗るのも NGだそうです。

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