「スピリチュアル」 考 ~“どんな時にも、人生には意味がある” (V・フランクル)

私の場合、「スピリチュアル」と聞くと、
ヴィクトール・フランクルの哲学を思い浮かべるのです。

その著書の邦訳版 『夜と霧』は、30年以上前に初めて手にしました。
(原題は、『ある心理学者の収容所体験』)
アウシュビッツ収容所の捕虜として 悲惨きわまる状態の中、
それでも希望を捨てずに生き続けた捕虜たちの姿を描いたものです。
当初は、医療倫理について考える本として 紹介されました。

それを 様々な経験や学びを重ねてきた5年ほど前に読み直したところ、
心理学者であり精神科医であったフランクルが伝えようとした「人生の意味」について より関心を持って読んでいる自分に気づいたのでした。

V.フランクルの著書は 過去に他のものにも挑戦しましたが 難解で断念・・・。

あらためて、心理学として 明治大学教授 諸富祥彦先生の著書を参考に学びました。
『フランクル心理学入門 どんな時にも人生には意味がある』
(コスモス・ライブラリー)
は、一般の方にも比較的読みやすくV.フランクルを紹介してくれています。

諸富先生が フランクル心理学のエッセンスとして紹介している言葉は、

「どんな時にも、人生には意味がある。

なすべきこと、充たすべき意味が与えられている。」


「人生はあなたに何を求めているか」 を問う心理学。


フロイト、ユング、アドラー、ロジャーズ、・・・・他の心理学が
人間の「こころの内側」にその人を動かす何かがあると考えるのですが、

V.フランクルは、「こころの外」に意味や価値があり、それが人間の心に呼びかけてくると考えるようです。(諸富先生の解釈を通してです・・・。)

アドラーの「貢献感」(人の役に立てる喜び。人に必要とされる喜び。)と
共通する部分があります。



スピリチュアルは、心の外にあって自分の魂に働きかけてくる何かとのつながり。存在・人生の意味。世界観。  ・・・・というような感じ、・・・でしょうか。
どちらかというと「精神的」に近い感じだけれども、やはり 和訳するとニュアンスが伝わらないと感じます。


「スピリチュアル」 ・・・・ 私にとってやっぱり 難しい課題の一つのままです。


哲学っていうと、難し~い、って敬遠されてしまいがちです。
きっと、学校教育が古代・中世哲学の歴史から入っていくからでしょうね。


もっと気楽に V.フランクルを読んでみませんか?


アドラー心理学が、『嫌われる勇気』(岸見一郎他) でブームになったように・・・。

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