看護師の役割拡大 ~保健師助産師看護師法の改正(2014年6月)

少し難しいお話になりますが・・・・前の記事に関連して

医療の高度化に伴い、医療施設内の看護師の役割拡大を図るため
国と看護界は、「特定看護師(仮称)」を制度化しようとしてきました。
現在は、実際に教育研修を受けた看護師たちが各施設内でその役割を創っている時期でもあるようです。

同様に、高齢者の増加・在宅療養の増加に対応するため、
訪問看護師の役割拡大についても、厚生労働省での議論を重ね、
2014年6月、「地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に関する法律」が成立、「特定行為に係る看護師の研修制度」が法制化されました。 参考:日本看護協会HP
(いつもそうですが、法制化してから内容が検討されるんです。)

私は、
独自の判断で行動する看護職を認めるのであれば、
「ナース・プラクティショナー」のような教育と資格試験は必要だと思うのです。
(たしか数年前には いくつかの大学院で養成コースの募集があったような・・・)

診療の補助のうちの特定行為を明確化し、それを手順書により行う看護師の研修制度を新設」 とされていますが、
訪問看護の現場では 臨機応変に判断し実践する力が必要。
いくら携帯電話の使える時代でも、仲間が助けてくれる施設内とは違います。


教育は「研修」。 残念です。
(せめて大学院教育だと思ったのですけれど・・・)

「専門看護師」ではなく、「認定看護師」に近い教育レベルになりそうですね。

既存の「訪問看護認定看護師」とは どのような関係になるのでしょう。
「在宅看護専門看護師」「地域看護専門看護師」との関係は、・・・?


適正な教育というよりは、実際の人員確保を優先せざるを得ないのが実情でしょうか。

訪問看護の「特定行為」の範囲を教育に見合ったものにするのでしょうか。
院内の特定看護師(仮称)の行う「特定行為」(試行中)は高度なのですけれど。


それぞれの看護職の持つスキルは様々。
教育も、経験も、学びも違います。
(日本では看護師と准看護師が明確に区別表示せずに勤務しているのも問題)
「看護師」ほど教育レベルの幅が大きい国家資格はないように思います。

看護職でさえ、「専門看護師」と「認定看護師」の区別して説明できない場合が多いような・・・。

一般国民には、なおさら理解が難しいはずですね。
国民からすると、専門看護師から准看護師まで、み~んな「看護師さん」。
(准看護師は国家資格ではありません。)



医師と看護師は協働する医療従事者。
医療行為(特定行為)を行うことができる看護師の方がエライ!となっては困ります。
あくまでも看護師の視点も活かして医療行為を行うことができなければ看護職ではなくなってしまいます。



熟練看護師が、「医師の指示のもとに」という言葉に縛られて、
能力を十分に発揮できない場合がありました。
これには朗報です。


安全に看護サービスが提供できるようなしっかりとした「教育」「認定基準」を期待します。


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