過重労働による離職支援

ある若者(就職1年目)の過重労働にかかわりました。


朝7時前に始業、21時過ぎの終業。
日曜日のみ休みで、土曜・祝日はほぼ出勤。

これは概算で月150時間超の時間外労働になります。

しかも、ご本人の自己申告残業時間は月約40~50時間だとか!

寮と現場作業場までは通勤片道1時間。

冗談ではない! 

月100時間を超えたら、かなりの過重労働なのですが、

若くて、責任感・自己効力感があり、気分転換になる趣味があると
数か月 続けられてしまうのですね。


自己都合ではなく、会社側の労働条件を理由に離職の手続きを進めています。

会社(本社)側の対応には誠意は感じられ、今後会社側が未払い残業代等の内容を提示することになっています。
本人は、4月から出社なしで 就職試験に向け動き出せそうです。

離職が決まって少しほっとしたせいか、
就業中よりむしろ疲労感を感じるようですが、
回復が難しいだろうほどの健康障害を起こす前に離職できたことは
不幸中の幸いです。


産業保健師でありながら過重労働による健康障害を起こして
いまだ回復できずに 思う存分働くことができない私。

過重労働には最も関心が強いのです。


今はフリーランスの保健師ですから、支援対象者は「国民すべて」です。

会社側が、申し立てをした個人に対する対応だけでなく、
その他の従業員の労働環境改善にどう取り組むかに関心を向けています。


個人情報にかかわり 交渉中のことですので、詳しくは記せませんが、
この労働者不足の中、
労働者を確保するために、賃金その他の労働条件改善に取り組む企業がある一方で
今働いている従業員の労働条件がさらに厳しくなっているところもあるようです。



「自分が辞めたら、残った仲間にもっとしわ寄せがいく」
そう考えてはいけません。

健康障害をおこしたら、健康回復・再就職は難しくなります。

自分のことは自分で守らなければなりません。


健康を損なう前に、行動を起こしましょう!
日本は法治国家です。

労働者の権利を知り、まず「就業規則」が守られているかどうかを
確認しましょう。


「労働基準法」 と 「労働安全衛生法」

難しそうですけれど、今は厚労省のHPからも関係法律を知ることができます。

本当に疲れ切ってしまったら(病気になってしまったら)、
交渉するエネルギーもなくなり、会社側の都合の良い離職になってしまいます。


続き
(2015/4/21)過重労働による離職支援 ~産業医面談の報告
(2016/1/26)知っていて、行動すれば・・・・ ~所得税の還付申告



関連記事(2014/11/12) 過労死等防止対策推進法 施行 ~過重労働による健康障害の一次予防を期待します

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