サルビアの会 (7月患者会) に参加

毎月第3土曜日は 茨城県古河市のがん患者の会に参加。
「がんなんかに負けてたまるか」~がん患者会の人たち

既にTJさんが先生とお話ししていました。
先生の著書 『がんの治療をやめるとき~家で迎える安らかな死』(1999)
を読んでの感想のようです。
実際にがんの治療を乗り越えているTJさん。
自分のことだけでなく、自分の経験を通して、様々な社会問題を考え続ける姿勢
が素敵です。

先生がTJさんにこの本をお貸しした経過も知りませんし、
この本を読んでいませんでしたが、
今日は、私自身の父のがん治療とのかかわりについてお話しました。
「私は、父にすい臓がんの治療をやめることを勧めたんです。」
★(2014/05/19)父を送って4年・・・
  ★(2014/11/05)抗がん剤治療~膵臓がんだった父の場合
  ★(2014/8/16) 『がんになって分かったこと』 拝読いたしました。

私は保健師であるだけでなく「がん患者家族」でもあります。
看護について学び始めてすぐに関心を持った緩和ケア・終末期ケア・在宅ケア。
現在では医療費抑制の側面から在宅医療が推し勧められていますが、
緩和ケアの不十分な時代だった30年以上前から それを望む声はありました。

[実際にがんになった人にしかわからない気持ち・不安があるのだ] ということは理解しているつもりでしたが、一患者家族としてお話に加わりました。

父について少なくとも他の家族より最もその生き方・価値観を理解していたという自負があったからこそできた支援ともいえます。
最善だったかどうかは分かりませんけれど・・・・。


私個人の生き方として、「がんで最期を迎えたいと考えている」と発言しました。
(今は緩和治療が確立されていますから)
がん=死 ではないですけれども、
がんであれば自分でその後の生き方を選ぶことができるという利点があります。
(事故や心疾患による突然死は何も準備ができないですし、
 脳疾患による高度認知障害は自分の意志で生きているとはいえない。
 ・・・・と考えるからです。)
★(2014/11/05)それぞれの人がもつ それぞれの死生観


その後は今進められている 在宅医療の推進について皆さんでお話をしました。
赤荻先生は積極的に在宅医療を実践している推進者です。
古河市民は幸せですね。

「在宅医療といっても、家族の機能そのものが変化している」

「子どもたちに仕事を辞めさせたりしたら それこそ大変」

「夫婦がいれば何とかなっても、一人暮らしになったとき 今の家では無理」
「とくに男性が残された場合は生活が成り立たない」

 ・・・・・・ 

いろいろな問題があがりました。

今まで住んでいた家だけでなく、サービス付き高齢者住宅や老人ホームなどの施設も「家」とみなして在宅医療をすすめていくことになります。

「家族」とか「家」とか これまでの価値観を見直して、どう生きるかを考えなければならない時代になったようです。



国の在宅医療推進政策にのって さまざまなビジネスが展開されることでしょう。

サービスを提供する施設設置者の志・サービスの質を見極めることも大切になりますね。



会の様子は、赤荻先生のブログに数回に分けて記されます。
いつものように、記事がUPされるたびにリンクしていくつもりです。


サルビアの会患者会7月(その1)
   (赤荻先生も私と同じようなお考えだったようです。)
サルビアの会患者会7月(その2)
サルビアの会患者会7月(その3)
サルビアの会患者会7月(その4)
サルビアの会患者会7月(その5)


この記事へのコメント

2015年07月20日 12:42
こんにちは。初めてブログにお邪魔します。

いつも拝読させて頂いています。今回のお話は緩和ケアや在宅医療の問題を書かれていたのでコメントを少し書きたいと思います。

私の親族にも癌患者がいて治療をしています。癌には色々な治療法がありどれを選択すれば良いのかは、セカンドオピニオンにて比べるのも必要かと思います。

日本では90%以上の人が病院で最期を迎えますが、私の祖父母は自宅で看取る事が出来ました。核家族社会となり自宅での在宅医療は困難になりつつありますね。しかし、子供~大人まで大勢で一ヶ所に住んだ方が、光熱費も安あがりでお互いの長所を活かして助け合えば、子育てや老人介護も解決し易いと思います。

ターミナルケアについては、医療や看護と共に『 心 』の治療もする事が非常に大切な事だと思います。病は気からと言う諺もあり、スピリチュアルケアを担当する宗教家の存在も重要な責務を負っているでしょうね。『 愛と慈悲 』や『 天界と輪廻 』の話をして末期患者に語りかければ『 心の不安 』も軽くなると考えられます。
2015年07月20日 13:52
華の熟年さん
いつも気持ち玉をいただきありがとうございます。
医療・福祉の問題は、今後も社会的な関心事として大きくなっていることでしょうね。
現実の医療は 身体的な側面がどうしても主になりがちですが、本来は、身体的・社会的・心理的・スピリチュアルな側面から全人的に支援していくものです。
私は、常にこれらを一体として一人の人間を見る姿勢を大切にしています。 心のケアは看護の重要な側面です。この姿勢を持たなければ、専門職としての看護師とはいえないでしょう。
スピリチュアルという側面は、それぞれの人のもつ死生観というか哲学・価値観。私は、宗教もその中の一つとして、その人が大切にする宗教を尊重するという立場です。
どのような宗教を選ぶか(無宗教の方)も自由だと思うからです。 病気になった時、信頼できる医療者から正しく十分理解できるまで説明をうけ、自分の意志で治療を含めてどう生きるかを考えることができることが大切だと思います。
そこには、悩み迷うこころに寄り添う支援が必要ですね。

プロフィールからHPに入ることができますので、よろしかったらご訪問ください。 (^^♪

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  • それぞれの人がもつ それぞれの死生観

    Excerpt: 「安楽死」や「尊厳死」が取り上げられているようですが・・・ Weblog: 開業保健師  みんなの“自分らしさ”を大切に racked: 2015-09-17 00:01
  • 子宮がん検診を受けてきました 

    Excerpt: 私は更年期に入ってからホルモン補充療法を続けていますので、 年に一回の子宮がん検診を主治医から勧められています。 Weblog: 開業保健師 栗原  “自分らしさ”を大切に生きる racked: 2016-01-19 21:16
  • 緩和ケアに取り組む医師 ~高崎市:萬田緑平 医師

    Excerpt: 先日の参加した「サルビアの会」で、 赤荻先生から講演会のご案内をいただきました。 Weblog: 開業保健師 栗原  “自分らしさ”を大切に生きる racked: 2016-08-08 21:51