『心理療法の本質を語る』 『ブリーフセラピーの極意』(森俊夫) 届きました。

今日、森先生が書き残した2冊の本が届きました。


庭の手入れの時間は、いろんなことを思い出す時間・考える時間。

2014年2月の研修の後の席で
「あと1年で大学も退官だからなぁ。」 って言ってましたよね。
私は素直に「もう60歳になるのですか。」 と受け取っていました。
もうあの時には自分の体調のことを分かっていらしたのですね。

思い出していると、自然にうかんでくる涙・・・。(流れはしません)
ドライな私にとっては、看護学の恩師を亡くしていらいです。

私はいつも前列に座って、質問もするので、講義中も目があいます。
そのやり取りを思い出したり。
(質問すると、質問し返されるのが森先生らしいのです。
ちゃんと質問の趣旨にあったことに応えられているかどうかを確認するのです。)

「分からないから質問するんじゃん。」 
「“傾聴”って、黙って聞いてることじゃないよね。」
遠慮なく、産業カウンセラー協会の初級講座を批判する・・・同感!


そうしているうちに、ヤマトの車が止まって、2冊が届きました。

『心理療法の本質を語る ~ ミルトン・エリクソンにはなれないけれど』

『ブリーフセラピーの極意』 


午後、二冊の本の あとがき をまず読みました。

黒沢先生が、『ブリーフセラピーの極意』 に書かれていました。
「2014年、森先生は2年をかけて「極意」を書ききられました。」

『心理療法の本質を語る』 のあとがきには、
「2015年3月17日、森先生は57歳で亡くなられました。食道がんでした。
病気の発見から半年足らずの日々でした。」
桜を見るのは難しいと森先生から打ち明けられた時、
黒沢先生は「で、どうしたい? 何ができる?」 と尋ねたそうです。
森先生は、自ら 『森俊夫・生前追悼対談集』と銘打って、
この本を残すことを望んだのですって。
「ミルトン・エリクソンにはなれないけれど、・・・森俊夫にはなれるじゃん
て思ったの」
本の副題に続く言葉が、先生らしいです。


食度がんには気づいていた (残された命の長さも自分が一番分かっていた)
んですね。
「食道がんの発見」というのは、
受診して診断をもらったということ ですね。

未来は思った通りになる。思わない未来は実現しない。よほどの不可抗力がない限り、その通りに達成する。人は少々のことが起こったって軌道修正して目的に向かうから。
(本の帯後面より)
「がん」という不可抗力があっても、森先生を慕う私たちに、
先生の臨床家としての経験を残してくださったのです。
(もちろん、このブログを読んで森先生を知った方も含めてです。)

治療の場合に、短期を目指さないのはありえない。
だって、辛い状態から一日でも早く脱せないとかわいそうでしょ?

(本の帯前面より)


さて、ゆっくりとお顔を思い出しながら、
本を読ませていただこうと思います。

関西弁の口調、笑い顔、休憩時間の真剣な顔、飲み会での様子・・・・

2014年2月の飲み会に参加しておいてよかった。
(研修の後は、かならず希望参加者と会場近くで、酒の宴なんだそうです。)
先生もよく飲んでいたように思いましたけれど、
ちっとも酔わずにみんなの質問に応え、私生活も暴露し・・・、
酒に強いのか、よく飲んでいるふりをしてたのか、・・・? (分かりません)


研究者でしたけれど、臨床をなにより大切にしてきたのだと感じます。
だから きっと、共感できる、尊敬できるのだと思います。
正直そのもの。人間味がじんわりと染み出るような。
自分らしく(「森俊夫」らしく)生きて・・・・・大きなものを残してくださいました。


『心理療法の本質を語る』 は、「森俊夫ブリーフセラピー文庫①」 です。

「同志」を亡くしながら、その悲しみの中で 続編の刊行を計画してくださっている
黒沢幸子先生をはじめとする方々に感謝いたします。


なんだか まとまりのない文章ですね。
いろんなことがグルグルと・・・・仕方ありません。
それが今の私ですから。

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