『哲学は “問う”こと』(大学生)&『日常の「なぜ」を素通りしない』(外山滋比古先生) 新聞記事から

今日の朝日新聞の「声」欄を読んでいて、自分の学生時代を思い出しました。

「答える」だけが勉強ではない(千葉県・大学生)
・・・・学びへの疑問を抱きつつ入った大学で、「哲学」に出会い、救われました。
哲学は「問う」力を大切にします自分で問いをつくることで、知識や知恵が広がります。・・・・


そう、覚えることが勉強ではないのです。

基本の原理原則は 理解して覚えなくてはなりませんけれど、
(それがなんであるかを間違えては困ります)
なぜ (うまくいかなかった)?
じゃあ、どうしたらいい? 
何を知ればいい?

私がそれに気づいたのも、短期大学部に入ってからでした。
看護学の先生がただけではなく、
基礎医学の先生がた(医師)の多くも
「解剖学・生理学・生化学の基礎知識は、理解して 最低限のことは覚えて。
忘れたら、そのたびに確認する。
すべてを伝えられるわけはない。何を調べてどう使うかを教えるつもり。
あとは、現場で出会った患者さんから学べばいい。
時代とともに医学知識も変わる。常に『これでいいか』 問い続けること。」
というような姿勢でした。

おかげで、
(先生)「進路どうするの?」
(私)  「臨床のつもりですけれど、でも、まだわからないことだらけで、
     就職浪人ってダメですよね。」
(先生) ・・・・!? 呆れて進学を提案してくださいました。願書ギリギリ (;'∀')

自ら課題を探して答えを見つけていく過程が学び。だから楽しいのです。
今のようにインターネット・サーフィンできる時代ではありませんから、
学べば学ぶほど、書物が積み重なっていきました。
論文だって、取り寄せるのが大変。
今は簡単に検索できるし、ネット上で読める(プリントできる)ものが増えました。
(でも、クリティークスキルUPには、トレーニングが必要)

投稿した学生さん!
若いうちに気づけたら、楽しい人生になるはずですね。  


そして、数ページあとには 「Re ライフ」
外山滋比古先生(92歳) へのインタビュー記事でした。

見出しは、日常の「なぜ」を素通りしない
・・・・
ちょっと立ち止まってみれば、不思議なことはたくさんある。それを素通りしない。その中にある面白さをとらえるには「生活が大事なんです。」
「生活」とは?
「一番は他人と触れ合う時間。自分と違うことを知っている人たちとのおしゃべりには、本にはない『動いているおもしろさ』があります。」
・・・・・
さらに、他人との触れあいには、「おもしろさ」にとどまらない重みがあるという。
「いろんな人と接すれば、当然うまくいかないこともある。すると、『どうしてこうなってしまったんだろう』と真剣に考えるのです。」
・・・・・
「ウサギとカメで我々がカメだとしたら、原っぱで駆けっこしても勝てるわけがない。ならば、例えば『あの川に浮かんでいる島までの競争』に持ち込むのがカメの生き方」。好奇心と独自性へのこだわりが、幅広い着想を支えている。


「生活」とは? の答えに 「他人と触れ合う時間」を最重視するのですね。

外山さんは物知りになるより、混沌、相違、失敗、悩みの中で生きることこそが、おもしろいという。・・・・年齢を重ねるって悪くない、そう感じた。
という記者の言葉。

私も、「そう年を重ねたいもの」 と 思いました。



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