月100時間を超えて残業をした正社員がいる企業が12%

医療ニースm3.com より。

政府は7日、過労死等防止対策推進法に基づく初めての「過労死等防止対策白書」を閣議決定した。過労死ラインとされる月80時間を超えて残業をした正社員がいる企業が23%に上るといった長時間労働の実態、2015年度に過労死、過労自殺(未遂含む)の労災認定がそれぞれ96件と93件あったとのデータなどを盛り込み、法制定の経緯や関係法令を収録した。

※過労死等防止対策推進法
 過労死や過労自殺をなくすため、防止対策を国の責務と定めた法律。2014年11月に施行された。対策として、国や自治体は(1)過労死や過重労働の実態の調査研究(2)啓発(3)相談体制の整備(4)民間団体の活動支援―に取り組むとした。毎年11月を啓発月間と規定。過労死の状況や施策を国会へ報告することも政府に義務付けている。過労死をなくすという理念を示すのが主な目的で、規制や罰則はない。



今朝の新聞にも
電通の女性社員の自殺が過労死として労災認定されたことが報道されました。

 白書には、厚生労働省が過労死の実態解明のため外部に委託し2015年12月~16年1月にかけて企業約1万社(回答1743件)、労働者約2万人(回答1万9583件)に実施したアンケート結果が盛り込まれた。それによると、正社員の残業時間が最も長かった月が「80時間超100時間以下」と回答した企業が全体の11%、「100時間超」が12%だった。


 でも、

死ぬ前に 健康被害を予防すべきと思うのです。
なぜ、罰則規定をつくらないのでしょう。
100時間超を許してはいけない、そう思いませんか?

過重労働とその影響を経験した私。
法律も知っていましたし、健康被害も知識として知っていました。
レジリエンスが高いがゆえに、逆に危ない体への影響、脳疲労。


労働力も 時間より質。

質の高い労働力を失わないように、事業者は労働者を大切にしてください。


前の職場では22時過ぎてもなかなか連絡がつかなかった息子が、
転職してからは、18時台にLINEで連絡してくきます。
「書類転送、ありがとう」 って。(もう帰宅してポストを確認したんだと気づく)
職場近くに住むので、公務員の夫より 帰宅が早いのです。
休日も 活発に動き回っているようです。

何でもないことのようですけれど、それが難しい時代です。
人間らしく当たり前の生活ができることは
給与(残業代)よりずっとありがたいことだと思います。


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この記事へのコメント

2016年10月09日 04:58
40代後半、月の残業時間が200時間に届きそうな仕事をしていました。
自分自身も稼ぎたかったし、体力的にもまだ無理も出来ましたから、仕事もいくらでもあったし。(やっても、やっても終わらない。)
ある日、かみさんに「円形脱毛症が出来ている。」と言われて、これはこのままでは危険と思い、必死に転職先を探した経験があります。
その時には、大丈夫と思っていましたが、だいぶ負荷がかかっていましたね。
不況が長引いていますから、働いている人も無碍に断る事が出来ないんでしょう。
ゆえに、転職を考えるしか無いというのが、今の日本の社会の現状です。
こんなの、よくないですよね。
2016年10月09日 07:24
keitaroさん、
大変な経験をされていたのですね。
200時間も余計に働いたら、あとは食べて寝るだけ、寝る時間も無くなります。
私も自宅で文書作成をしていましたから、実質は200時間近く働いていたかもしれません。

どんな年齢層でも 待遇そのまま(むしろキャリアを重視して)転職がしやすい社会になればいいのに、と思います。
「退職したら、非正規しかない」それがこんな状況をつくっているのでしょう。

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