「健康サポート薬局」制度の届け出開始 ~薬局に健康相談能力があるでしょうか?

2016年10月、「健康サポート薬局」制度の届け出が始まった。(WEB 医療ニース)
???
なんてこと!!! (寝耳に水)

情報のアンテナが鈍っていたようです。
「厚労省 健康サポート薬局」で検索すると、→

どうして 薬剤師に「健康相談」ができるのでしょう?

日本看護協会も 大反対したらしいのです。
「薬局が住民から受ける健康相談とはどんなものか。どんな相談を薬剤師が(能力的に)受けられるのか」(日本看護協会常任理事の中板育美氏)
と。

日本看護協会や日本医師会の猛反対を押し切って
なぜこんな制度が認められたのか、不思議でなりません。

健康相談は、医師・保健師(看護職)の業でしょう。

薬剤師教育は6年制になって、保健師より学歴は上になりましたが、
それは薬剤についての責任が重くなったからであって、
健康相談をするためのスキルなど学んでいないのではないでしょうか。
(カリキュラムはわかりません。でも、国家資格を取ったからといって「相談」をする能力があるわけではありません。
それは、医師も看護職も同じですけれど。)

同制度は、15年6月に厚労省が設置した「健康情報拠点薬局(仮称)のあり方に関する検討会」(座長:昭和薬科大学学長の西島正弘氏)において、6回にわたる議論により出された最終報告書を基に制度設計され、16年4月に施行された。
座長に薬科大学学長が就いて 薬剤師の業を広げ過ぎた感です。

「かかりつけ薬局」の機能を高めることが目的だったようですが、
それなら、しっかり薬剤の相談にのってくれればいいではありませんか。

健康を保つこと=薬を使うことでしょうか?
違います。薬を使わずにすむことを目指さなくては!

たとえば、・・・・
糖尿病は薬を正しく飲む前に、適正な生活習慣を身に着けることが第一です。
糖尿病の食事療法を学ぶ機会もなく、薬が医師から処方されます。
教科書には 「まず生活習慣の見直し・改善」とあっても、
具体的な学習の機会はないのが現実なのです。

もっと市販薬(OTC医薬品)を広げようというのでしょうか?

なんだか ますます“オカシナ国”になっていくようです。  

経済状況だけでなく、
それをひっ迫させている元(医療)の方向性まで違っていくよう。。。。


薬(二次予防・三次予防)より、一次予防でしょう

予防活動が効果を表してくるのには時間がかかります。
長野 佐久総合病院の長年の取り組みが思い出されます。
逆は、沖縄のアメリカ化した食生活の及ぼした影響。
(先日のサルビアの会でも話題になりました。)


果たして、「健康サポート薬局」は機能できるのでしょうか。


厚労省は、公的機関しか視野に入れていないようですね。
この高いハードルを越えて「健康サポート薬局」になろうとする薬局はどこか。
他職種との連携を条件とするなら、
連携先の一つとして 私も手を上げなければなりませんね。

在宅保健師の皆さん、開業して本来の仕事をしましょうよ!

一次予防に貢献できるのは、保健師や管理栄養士ではないでしょうか。



埼玉県鴻巣市の開業保健師 ヘルス プロモーションサポート栗原 HP はこちら

この記事へのコメント

2016年11月27日 01:45
そのせいなのでしょうか、今、降圧剤を服用してますが、薬局で薬を貰う際に「運動はしていますか?」とか「減塩に取り組んでますか?」とか必ず言われます。
その前に受診したクリニックでも、同じような事を言われているので、なんか面倒なんですが、にこやかに答えてます。(笑)
以前の薬局は、処方だけしてハイ終わりでした。
今後、どうなっていくんでしょうか。
2016年11月27日 10:18
厚労省のいうところの「保健指導」とは、多く場合keitaroさんが経験しているように 生活習慣上の項目を並べるだけのもののようです。
「相談」とは、それぞれの人の状況をできるだけお聞きした上で、実行可能な具体的な行動を提案しながら 相談者と一緒に その目標実現に向けて継続的に支援していくものだと思います。 医師の処方を見直したり(重複処方も含め)、患者さんへ薬の説明を丁寧にすることを目指して医薬分業を目指したはずでした。ところが、門前薬局の乱立で患者さん一人一人の服薬情報は一元化されませんでした。
それぞれの専門職が、他職種との連携を取りながら、自らの専門分野の業をきちんと果たすことで、より良い保健医療が提供できると思うのですが、・・・・現実は事業所の利益が優先されてしまうのですよね。(クリニックと門前薬局は持ちつ持たれつ の関係のようです。)
国民は、面倒がらずに、処方箋を門前薬局に持ち込まず 自分のかかりつけ薬局を決めて そこでお薬を受け取る。それが一番の対策だと思うのです。

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