サルビアの会 (2017年 4月 患者会) に参加

古河市の福祉の森診療所で開かれている がん患者の会「サルビアの会」 に参加してきました。

暖かな日差しの中、
桜の花びらが風に飛び、道路をサラサラと流れます。

2週間前に第250回のお祝い会のおかげでしょうか、
皆さんの心の距離がさらに近づいているのを感じました。


始まって早々に、初めて参加の○さんが加わりました。

今日はその方のお話が中心でした。

一昨年の年末に大腸がんが見つかり、即手術。
それから、肝臓に転移が見つかり、抗がん剤で小さくしてから摘出手術。

「病気が見つかる直前まで、
フルマラソンを走り、バタフライで泳ぎ、
新年会にはバクテンでもしようかと考えていたくらいだったのに、
生活が病気を機に180度変わってしまいました。」

「何をしてもいいといわれても、
仕事もやめてしまったし、何をしていいかわからない。」

「家族にも具合が悪い話はしたくないし、
この1年、全く孤立していました。
体は元気になっていくのに心は病んでしまったようです。
ネットでこの会のことを知って 来てみました。」

同じように家族には自分の良くない状態は知られまいと生活しているAさんと お話が弾みました。

他の皆さんは、うなずきながら聞いていました。


ですが、
「そん時はそん時!」と言いながら、
どうもマイナス方向に話が向いてしまいます。

終活の話まで進んで盛り上がって、・・・

MYさんが
「ちょっと 待ったぁ。なんだか変なほうへ話が向いてないですかぁ。」

私も
「生き方を考えましょうよ。
病気と闘うというより、どう生きるかではないですか。
○さん、あまりにも 次の抗がん剤を使うこと、医師からの言葉に、
心が捕らわれているような気がします。
どんな治療をするかは 自分で選んでいいんですよ。」
と、言葉をはさみました。
(「あなたはがんではないでしょう!」と言う反応が出るかも、と思いながら。。。)

先生からも、
「せっかく抗がん剤の効果があったのなら、
肝臓の転移も取りきれたというなら、
もうがんはないと考えましょう。
もしも、もしもですよ、再発したとして、
それはその時に考えればいいのではありませんか?
今は抗がん剤の心配はしないで過ごしたほうが良いのではないですか。」
「がんと闘うというより、がんの治療との闘いですね。」
治療の経過から病状を推測してお話をしてくださいました。



がん患者さんにとって、
死はどうしても身近なものになってしまいがちなのですけれど、
ほんとうの最期の時間が訪れるまでは、
誰もそれまでの長さを推測することはできないと思います。

I さんも、「あとどれくらい生きられるのか知りたい」 といいます。

先生から、
あと何年とか、あと何か月とかいう予測はできないのだということを繰り返し説明されました。
「もう本当の最期の時だというのは、自分でわかると思います。
最期の長くて1カ月~短くて1週間くらい・・・でしょうねぇ。」


私の心の中には、いつも
「誰にでも死は訪れるものだけれど、違うんだよね。
健康な人の死は先にある。がん患者の死はすぐ隣にある。」
隣に座っているMYさんから以前お聞きしたこの言葉があります。

また、サルビアの会に参加するきっかけを思い出します。
(2014/08/16)『がんになって分かったこと』 拝読いたしました
そこには、
[がんになってみなければわからない気持ち。
決して取り去ることのできない 転移・再発への不安。
・・・これは がんになったことのない私には
分かろうとすることしかできません。]
と書きました。そのことも忘れずにいるつもりです。


私はがん患者ではないですけれど、
(がんを見つけようとしないから、ずっとがん患者にならないかもしれません。)
不思議と死ぬことが怖くないのです。。。
嫌でもないのです。。。
(むしろ、生きることが大変に感じるくらい)

がんの治療をすることは嫌です。

ときどき、
[こんな考えを持つ自分が、がん患者会に参加していいのだろうか]
と考えたりします。

「がんの人にしかわからない」というお言葉をいただいたなら、
その人のその時の気持ちを受けとめることしかできません。


確かに厳しい現実に直面しているかたがたですが、
困難とともに生きるというのが人間の生き方だと思うのです。
そこは共通点。
がんとともにどのように生きるか(治療もその中の要素の一つ)、
それは自分で決めることができると考えます。
そして、後ろ向きではなく、
今と未来の時間をよりよく過ごすことに焦点を当てていただきたい。
そこは、発言していこうと思います。



今日はちょっと出しゃばり過ぎたかもしれません。。。

そんなことを感じながらも、
帰りの駐車場までの道を ○さんとお話しながら歩きました。

今日この会に参加したことで まず一歩。
孤立から仲間との出会いへ。

自分のことをたくさん話して、
みんなの経験や意見を聞いて、
笑顔になって帰ることができました。よかった!  




それぞれの人の ぞれぞれの価値観 を尊重します!
埼玉県鴻巣市の開業保健師 ヘルス プロモーションサポート栗原 HP はこちら


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