まだ身近にDDTがあるかも ~畳の下に健康リスク

DDTって聞いたことがありますか?
dichloro-diphenyl-trichloroethane(ジクロロジフェニルトリクロロエタン)の略。
 4,4'-(2,2,2-トリクロロエタン-1,1-ジイル)ビス(クロロベンゼン)が正確な化学名。

私は戦後すぐの生活を現す映像として、
白い粉(DDT)を頭から噴霧されているものを思い浮かべます。
シラミ退治が目的だったでしょうか。


今ではそんな殺虫剤は使われていないと思っていました。

ところが、まだ身近なところにある可能性が。。。というお話です。

畳替えの時に、畳職人さんから実情をお聞きしました。



古い畳の下には、30年くらい前まで
防虫剤としてDDTが撒かれていることがありました。
 

(我が家も 最初の畳表替えの時に気づいて除去しました)



かつての藁だけで作った畳床は、まだまだ存在するそうです。
そして、
その中には 畳替えもしないで使い続けているお宅もあり、
その多くに 床板の上(畳の下)に防虫剤DDTが撒かれている。。。


DDTはもう使われていないのですか?(日本農業会)
を見ると、
DDTは、戦後、農薬としても稲の大害虫であったニカメイチュウや果樹・野菜の害虫の防除に広く使用されてきましたが、DDTの分解物(DDE、DDA)が、環境中で非常に分解されにくく、また食物連鎖を通じて生物濃縮されることがわかりました。そのため、わが国では、1968年(昭和43年)に農薬(製造販売)会社が自主的に生産を中止し、1971年(昭和46年)には販売が禁止されました。 世界的にも、環境への懸念から先進国を中心に、2000年までには、40カ国以上でDDTの使用が禁止・制限されています。

今はナフタリンの使用も禁止されているそうです。

おかげで藁の畳床は急速に姿を消し、
ウレタンフォームや木くずを圧縮した畳床が一般的になりました。

でも、
使用制限がかかる以前に家を建てて畳を入れてそのままであれば、
長い間、畳の上で生活する人は、
危険な農薬に日常的に暴露し続けることになります。

職人さんは
「まだまだ、知らずにDDTの上で生活している人が結構いると思いますよ。」
と、話してくださいました。




畳職人さんはその毒性とともに、
畳交換の作業中に舞い上がる細かい粒子を吸いこむ職業環境で
「塵肺」という健康リスクも負っています。

塵肺というと、
アスベストを使った古い建物の解体に伴う暴露が思い浮かびます。
コンクリート製のビル解体をイメージしていました。

和室のある一般の古い木造建築物の解体時には、
畳の下に撒かれた毒性のあるDDPの粉
空中に舞い上がっている可能性が高いのです。

意外に世の中は知らないのではないでしょうか。



藁床の古い畳を使っている方は、
ぜひ一度、畳をあげて確認してみてください。
白い粉が撒いてあれば、早急に除去することをお勧めします。

吸い込まないようにマスクをして、手袋を装着し、
巻き上げないように濡らしたぼろ布で拭きとるか、
掃除機で吸い取るのが最善でしょうか。




意外に身近なところに健康リスクがありました。

DDTには発がん性もあります。





それぞれの人の ぞれぞれの価値観 を尊重します!
埼玉県鴻巣市の開業保健師 ヘルス プロモーションサポート栗原 HP 

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