がん患者会 (2018年 1月 サルビアの会・患者会) に参加【その1】

埼玉県鴻巣市のフリーランスの保健師 栗原です。HP

昨日は第3土曜日。

茨城県古河市のがん患者会「サルビアの会」に参加してきました。


初めてサルビアの会に来てくださったのは、
数か月前の市民フォーラムで
みんなの前で質問をしてくださったかたでした。
             

〇さん(75歳のご主人)は肺がんだそうです。
でも、
長年の喫煙で手術ができるような肺ではなく、
今は食事もあまりとれずに栄養ドリンクを飲んで
苦しい呼吸ながら
なんとか家の中で暮らしているとか。

苦しんで長く生きるより
短くても楽に生きたほうがいいと
本人とも話し合っているとのこと。

ですが、
呼吸が苦しくなるにつれ、
共に暮らす奥様は、
このところ毎晩のように
ご主人から弱言を吐かれ、当たられ、
ついには喧嘩になってしまうのだそうです。
自分自身の心が保てなくなりそうだ。
どうしたものか・・・と。
堰を切ったように話し続けました。

ご本人の気持ちも想い、
そばにいる奥様の気持ちも
みんなが「うん、うん」と頷いて聴きます。
なにかしらの経験が重なるのです。

画像















がんと分かってからの夫婦の関係

が話題になりました。


「オレが死んだら とか、
お葬式は とか、
そうした話をされるのが嫌でたまらない。。。
  ・・・・
お前にしか言えないだろ!
って言われても、
私だって大変なんですよ。
  ・・・・
我慢しようと思ったって、
夜中に
うおぉ~、うおぉ~って
ライオンみたいに唸られたり、
死んじゃうよ~ って
繰り返し泣かれたり。
そんなのが続いてると
私の方までおかしくなっちゃう。
お薬をもらって寝るようになりました。
  ・・・・  
夜になるのが怖い。
  ・・・・         」


呼吸の苦しさからくる不安、
病気を認めたくない気持ち、
もっと生きたい気持ち、
その他いろいろ。。。
自分のなかで抑えられない感情をぶつけるところは
一番身近な奥様になるものです。

でも、じゃあ、
自分はどこにそれを向ければいいの?!

サルビアの会が まさにその場です。


皆さんからのアドバイスの多くは、
病気の情報もそうだけれど
お葬式のことなども はぐらかさないで
ちゃんと話をしておくことのお勧めでした。

私もそう思います。
そばに居ながら孤独を感じてしまっては
不安が募るばかり。
相談できれば不安が心配に代わります。
お葬式のことだって、
希望通りにやるから大丈夫、と言ってもらえれば
委ねることで心は穏やかになるかもしれません。



ご主人を亡くして一周忌を迎えたばかりのKさんは、
病気を知ってからのご夫婦の関係を語ってくれました。
「病気を知った時に、
『お前に世話になることになるな』
って言われたの。
ずっと一緒に考えてきたかな。
検査の結果について
どう言葉をかけていいか悩んだこともある。
初めは自分もおかしくなりそうだった。
・・・・うん、そう。
だけどね、
踏ん張らなくちゃいけなくなった時に、
きっと、それまで一緒に話し合ってきたから
頑張れたんだと思う。
 ・・・
正直言って、
いなくなった今のほうがもっと辛いけどね。」



Tさんも、
「必ず妻と一緒に受診してますよ。
検査・治療について情報は共有しているから
どんなことも、いつも相談しながら決めてます。
今日は孫の世話で来てませんけれどね。」



サルビアの会にご夫婦で参加するOさんも、
病気の状況や治療方針にかんする情報を
とてもよく共有しています。
どちらかの発言に疑問があると、
みんなの前でも言葉にして
二人の認識のズレを修正しているくらいです。
Oさんに言わせると、
「本人より心配で仕方ないらしいのよ。
私は一人でもいいと思ってもね、ついてくるの。」
ご主人は、今日も隣で照れ笑いです。



一方で、
腫瘍マーカーの検査結果もご主人には絶対話せないというのはAさん。
「心配性なのが分かってるから、
イチイチ話していたら、
きっと大変なことになるわ。
50年も夫婦やってると
どう反応するかが分かるのよ。」

「話してみれば
思っていたのと違うかもよ。」
とか、
「ここに連れてきたらいい。」
「それがいい!」
とか、
そんな提案が上がりますが、
今のAさんにはとても受け入れられないようです。

家族・夫婦関係も様々です。





〇さんの奥様は、
すぐに楽になれるわけではないですが、
いろいろなご夫婦の関係をお聴きして
これまでとは違った気持ちで
病気のご主人と
向かい合うことができるのではないかと思います。

いつものことですが、
会場に入ってきたときとは全く違って
笑顔になって帰っていかれました。



ところで、

〇さんには肺がんの診断がついていますが、

今、Sさんを苦しめているのは、
赤荻先生から見ると、
肺がんの症状ではなく
長年の喫煙による肺気腫の悪化のようだ
というお話が出ました。

肺気腫(COPD:慢性閉塞性肺疾患)については
次の記事にする予定です。






それぞれの人の ぞれぞれの価値観 を尊重します!


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