抗がん剤の効果と副作用 ~「サルビアの会」(2018.2.17)①

埼玉県鴻巣市のフリーランスの保健師 栗原です。HP

2月17日(土)は
茨城県古河市のがん患者会に参加してきました。

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抗がん剤治療中のOさんが
今回の治療の影響を報告してくれました。

一番使いたかった分子標的薬は体に合わず
今回は別のものに変更しました。
そのせいもあってか、
強い副作用も出ないで過ごしているとのことです。

でも、
抗がん剤の作用は
主作用と副作用が裏表一体。
困った作用がみられなかった分、
がん細胞にダメージを与えることができたかどうか
次の検査の結果が気になるところです。

別に暮らす息子さんたちも心配して帰省し、
検査結果を一緒に聞くことになっているそうです。

抗がん剤はみなさんが何らかの形で
かかわりを持っています。
年々新しい薬が開発承認されて
作用機序を理解するのも難しくなりました。

がん細胞のどんな性質のどこを狙うかで
表れる副作用も違ってきます。

今回の赤荻先生からの解説は、
Oさんが使ったことのある
分子標的薬の中の
上皮成長因子という分子を阻害する薬
についてでした。

まだまだ一般的には
医師の提示する治療に
そのまま「はい、わかりました。」と
従う患者さんが多いものですが、

Oさん夫妻は、
主治医にも
赤荻先生にも
意見を積極的に求めながら
治療を進めることができています。

予定通りに進まない治療の中にあって
それでもこころを落ち着けていられるのは
そうした支えがあってのことでしょう。





もうひとつ
抗がん剤治療についての相談がありました。

今日は患者会でしたが、
Kさんの奥様が参加されました。

Kさんご本人も奥様を含めたご家族も
「できるだけ苦しむような治療はしないで
最期は自宅で迎えさせたいと考えています。」
はっきりとした考えをお持ちです。

ですのに、
ご相談内容は、
「副作用がないのでTS-1を続けているのですが
腫瘍マーカーが下がらなくて、
点滴の抗がん剤をもう一度やってみないかというお話なんです。
一度ひどく辛い思いをしたので、
どうなのか考えてしまうんです。」

主治医は
標準治療を進めたい派なのですね。

ご本人や家族の意思を
尊重する気持ちはないのでしょうか!

85歳になるKさんです。
直腸がんでも人工肛門をつくらずに済み、
ごく普通の日常を送ることができています。
翌日は外出の予定があるくらい。
この日常が続くことを願うわけです。

「TS-1は副作用がないので
飲んでもいいのですが、・・・」
に対して、
赤荻先生からは、
「副作用がないとしても
効果がないと判断したら
飲むのを止めることも考えていいのでは?」

副作用が出ないということは
がん細胞にも作用しているかどうか。。。
先ほどの抗がん剤の作用についてのお話しに戻りました。

「副作用に苦しむような機会をつくるのはどうでしょうねぇ。
これ以上抗がん剤を使わないというのでしたら私が診ますよ。
在宅診療もできます。」

私は奥様と目が合いましたので、
大きく頷いて同意を示しました。




この後、私は
実父をすい臓がんで送った患者家族として
経験をお話ししました。

父の抗がん剤を止めるように働きかけたのです。

これは
次回②で続きを書きます。







それぞれの人の ぞれぞれの価値観 を尊重します!


埼玉県鴻巣市の開業保健師です。
 ヘルス プロモーションサポート栗原 HP
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