仲間の死を受けとめる・・・ 「サルビアの会」(患者会:2018.3.17)

埼玉県鴻巣市のフリーランスの保健師 栗原です。

茨城県古河市で開かれているがん患者会
参加してきました。


朝の気温は予報通り少し低めでしたが、
私は桜色のスプリングコートで出かけました。

入っていくなり、
「わぁ、春だぁ~。桜色素敵!」 
って迎えられ、
ちょっと嬉しい。  (*^-^*)


渡良瀬遊水地ヨシ焼きが朝から始まり、
利根川沿いにある古河市の向こう空に
高く煙が上がっていました。

この辺の家々にとって季節の風物詩だそう。

春の準備ですね。

日光の山々から飛んでくる花粉もあり、
この時期は
洗濯物は外干し注意!だそうです。


そんな日常のお話しをしている間に
いつものお顔がそろってきました。

画像















Aさんは、
マスクをして咳込み、
何やら背中も丸いようです。。。
溜息も。

「Aさん、もうすぐ5年よ!」

サルビアの会3月患者会(その1)

「そうよねぇ。
 ・・・
だけどね、
このところ、
あの人が肺がんで亡くなったとか、
こっちでも肺がんで亡くなったとか、
そんな話ばかり入ってくるのよ。
 ・・・
そういうの聞いてると
自分までなんだか具合が悪くなって、
背中は痛いし、
咳は出るし、
食べるのも食べたくて食べるのじゃなくて、
食べなくちゃって感じよねぇ。
お腹がへこんだと思ったら2 kgも減っちゃったわ。
あ~、やだやだ。」

(Oさん)
「ちょっとぉ、
なんで悪いことをみんな自分に繋げちゃうの?」

「そうなのよ~。
トイレに入って、よし!って
ひとりで気合い入れるのよ。
なのに 出てくると もうすぐに
ダメだ~ってなっちゃうの。
やあねぇ。
 ・・・
でもね、
先月いただいた水戸市の患者会の冊子に、
自分と同じ悪性リンパ腫の人の書いたのがあって、
お年もたぶん私と同じくらいで、
同じような暮らしをしているのね。
わたしも頑張らなくちゃ~って思った。
 ・・・
それに
Oさんに今日はくるって言っちゃったものね。」


(赤荻先生)
「人間は、
良いことは直ぐに忘れてしまうんです。
悪いことはどんどん広がってしまう。
とくに一人でいるとそうですよね。」


だから、
みんなこうして集まってくるんです。


(Sさん)
「一日10000歩 歩く。
1000文字 読む。
100文字 書く。
10人と話す。
1つ良いことをする。
ってね。
家にいたら10人と話すなんてできないでしょ。」




それにしても

がんとともに生きる人にとって
身近にいた人が亡くなったことを知るのは
とても辛いことのはず・・・です。

(Aさん)
「J病院へ行くと、
SZさんに会えるんじゃないかって
探しちゃうのよ~。」

実は、
そのSZさんは昨年末に亡くなられたのです。
それをAさんはまだ知らなかったのでした。

MYさんが、Aさんに伝えました。
(MYさんはSZさんの最期の様子もご存知です)

Aさんはまた涙を流す。
「なんで、なんで、・・・・」 って。


昨年末から今年始にかけて、
残念ながらお別れをした方が複数いらっしゃいます。

一度は会の中で報告されるのですが、
その時に遅れてきたり
お休みしたりすると
知らないままになってしまいます。

会の中でも特に親しかった人には
誰からどのように伝えるかも考えます。


SZさんは
積極的治療をしない時期にはいって
病院の緩和ケア病棟に入院していました。

Aさんの悲しむ様子に触れて、
皆さんそれぞれに
SZさんとのことを思い出しながら
心の中に想いを広げたことでしょう。

そうやって
仲間はいつまでも心の中で生きています。

私は、
いつもMYさんの隣に座っていたSZさんの
笑顔と落ち着いた声を。
そして、
250回記念の色紙に書いた言葉
『素直に生きる』
を思い浮かべました。

(2017.5.14)サルビアの会250回記念寄せ書き(その2)




   *  *  *


それぞれの人の ぞれぞれの価値観 を尊重します!


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