気にとめずにいた『徘徊』という言葉

埼玉県鴻巣市のフリーランスの保健師 栗原です。


昨日の新聞記事の第一面に、

『徘徊』と呼ばないで


ん?

私、何気なく、
というか医療用語として使っていました。

発言することは無かったように思いますが、
聞いて状況を思い浮かべるという意味で。


「痴呆」という言葉同様、
ご本人や周りの人たちを
苦しめる言葉だったのですね。


意味は、

目的もなく、うろうろと歩きまわること」
(大辞林)
「どこともなく歩きまわること」
(広辞苑)

ちゃんとその意味を
確認していませんでした。(反省)


画像















認知症のかたのとる行動は、

周りの人間に迷惑になる行動も含めて

ご本人なりの目的があるのです。

「目的もなく」は間違っています。



徘徊は、

「家に戻ろう」とか

(以前通った)「職場に行こうとした」とか

自分なりの理由や目的がある。

(でも、それができずに困っている)

その通りです。




「道に迷っている」など、
状況に応じて
表現を考えればよいですね。

意識すれば言葉は
変えられるものだと思います。

言葉から変えて
世間の意識を変える糸口とする
ということです。




すでに自治体の中には
文書を含め『徘徊』を使わないよう
見直す動きもあるとか。

朝日新聞は今後の記事で、認知症の人の行動を表す際に「徘徊(はいかい)」の言葉を原則として使わず、「外出中に道に迷う」などと表現することにします。」(朝日新聞)





『徘徊』だけではなく、

認知機能障害の結果として、
物を壊してしまったり、
ケガをさせてしまったり。。。

身近に聞く困りごとです。

個人賠償責任保険を活用しようと
取り組み始めた自治体があるようです。
保険料も自治体負担とか。(そこが大事!)

そうです!
なぜ今までできなかったのかしら?






【追記】

「認知症」という診断名だって
変だと思いませんか。
正確には、
「認知機能障害」だと思います。
ふつう、
「○○症」の○○には
困った状況が入りますよね。
例えば、
「高血圧症」「高尿酸血症」のように。
「障害」という言葉をさけたいのか。。。
 

その他にも、
「患者」「投薬」など、
上から目線の医療用語って
たくさんある。

自分が言葉を発するときには
意識してできるだけ使いません。




   *  *  *


それぞれの人の ぞれぞれの価値観 を尊重します!


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