意思決定支援 ~人生は自分で決める

意思決定支援は
終末期の治療差し控えや中止に限ることではない。

私はずっと前からそう考えています。

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現在 最も必要だと思われるのが
がんの治療法に関する決定支援ではないかと感じています。


現在の日本の医療現場をみると
医師と対等の立場で話し合おうとする
本当の「患者力」を持つ人は少ないと思うのです。

それは
医師の側の問題であると同時に
患者の立場にも原因があると感じます。
「質問しない」
「わかったふりをする」
「医師を盲信する」



昨年末から
がんの診断を受けた直後から
電話相談を繰り返してきた方がいます。

これまで大きな病気をしたこともない。

彼女は、
私に対する質問も曖昧にはしないし、

医師との関係の取り方でも
上下関係をつくらず
とことん話し合う。
それは患者としての権利だと考える。

私の知識は広く浅くですから、
相談を受けているうちに、
すぐにご本人のほうが治療に詳しくなりました。
自分のことだからと
ものすごく勉強していました。
治療ガイドラインを何度も読み込んだそうです。

そのうち
私が質問する立場になりました。
ご本人は状況を説明しながら
私に「分かります?」と
聞いてくれることもあります。
そのくらいになると、
もう自己決定の態度ができているので
お話をお聴きするだけで十分になります。

そうやって
自分の病気に真正面から向かい合うかたに出会って
この2か月の間
一緒に
たくさんのことを考えました。

腫瘍マーカーのの数値はさらに上がり
「私、何やってんだろう。」
と言いながらも
「でも、ちゃんと考えないと
決められないですよね。」


数日前に、
「治療法を決めて主治医にお願いしました。」
と連絡がありました。

「栗原さんと相談しながらだったから
決められました。
治療に入りますが、
また お電話させてくださいね。」
と言っていただけました。



何が正しいのかわからないし、
そもそも正しいと言えるものがあるかさえ分からない。

それでも、
自分が考えて選んだものが最善なのだと考える。

どんな結果であれ、
自分が選んだことなら受け入れる。


上っ面の励ましは
かえって関係に隙間風が吹くことを感じました。
(以後、自戒しました)

命に限りがあることは間違いないのだけれど、
その長さは誰にも決められない。


若い。
知的レベルが高い。
自律を大事にする。
行動力がある。

条件がそろっていました。


私は、
今回初めて
自分がやりたかったことに取り組むことができました。

その機会をいただいたようです。


「患者力」を高めるためにどうかかわったらいいのか。
※「患者」という言葉は実は好きではありません。

相手の持つ力を引き出すということ。
支援を求めてくれるということは
すでに心は動き出しているのです。





彼女のことが、
私の日常の中で
大きな部分を占めていたころ、
あるブログに出会いました。

幡野広志のブログ

 がんになって気づくこと(2017.12.26)

 余命の話(2018.1.10)

「死に向かって生きる」

なんて濃い人生なんだろう。。。

何度読み直しても心を動かされます。







それぞれの人の ぞれぞれの価値観 を尊重します!


埼玉県鴻巣市の開業保健師です。
 ヘルス プロモーションサポート栗原 HP
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