抗がん剤治療への迷い ~『サルビアの会』(患者会:2018.4.21)②

埼玉県鴻巣市のフリーランスの保健師 栗原です。

人生は自分の選択の積み重ね

~あなたが自分らしく生きるために

 あなたの意思決定を支えます~



 *  *  *  *


がんの治療の中でも
やるかどうか迷うのは抗がん剤治療です。

手術や放射線療法については
どちらかというと
[どのようにやるのかを理解したい]
という場合が多いような気がします。



今日初めて参加した○さんは、
ステージⅣ。

以前にも抗がん剤治療を受けてきましたが、
腫瘍マーカーの値は
思うように下がらないよう。。。

そして数年たっての再発転移。。。

効果がそれほど期待できないのに
辛い抗がん剤治療を受けるほうが
いいのだろうか。
今の日常を続けることを選ぶべきか。

〇さんと一緒にいらした方は、
「迷うよねぇ。
 ・・・・
 髪を短かめにしたでしょ。
 抗がん剤治療の準備かな、
 って思ったのだけど。
 決めるのって 難しい。」

長くがんとともに生きてかたかたでも、
抗がん剤名をすらすらと口にできるかたでも、
(いいえ、よく知っているからこそでしょうか)
なかなか答えが出せなくて悩まれます。

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抗がん剤を体に入れた後1週間ほどは
多くの人は倦怠感が強く
体を動かすことが辛いものですが、

なんと、今日は、
昨日から抗がん剤を持続注入中のOさんが、
抗がん剤入りのポシェットを身に着けて
参加でした。
(Mさんも驚きます)

話の途中で 襟元を広げて、
「ほらね!」って
注入ポートも見せてくれました。


Oさんも
抗がん剤の副作用はその時々で、

一時はアナフェラキシーショックを
起こしたこともあるんです。
「あの時は、
 けっこう簡単に死んじゃうものなんだな、って。
 周りにお医者さんがいっぱい集まって、・・・
 フフフ。
 あれから、なんか自分が変わっちゃいました。」
先生から
「医療現場で何かあっても
 簡単に死ぬことはないですよ。」
などと笑われながら、
抗がん剤のさまざまな副作用体験を
みんなに伝え続けます。

脱毛は関心の高い副作用。
共通経験ですからいつでも話が弾みます。
「なんかね、
 今回は抜けないどころか
 柔らかい新しい毛が生えて、
 それも白髪が生えてこないのよ。
 多すぎて嫌だった毛の量もいい感じでしょ。
 フフフ」
これまた良いことにつなげてしまう。

予定通りに治療が進まないことも
不利なだけではないと考える。
「次の治療に進むまでの時間は
 がんの動きをじっくり確認できる時間」
先生の言葉に頷きます。



がん治療を広く経験しながら
抗がん剤を途中でやめたMさんは、

「やらないのも一つの選択かな。
 でも、迷っているなら一回やってみて
 それから考えてもいいかも。
  ・・・
 大事なことは、
 自分には効果があると信じてやること!
 効かないと思ってやったらって効かない。
 そう思いますよ。」




過去に抗がん剤治療を経験している人も、
診断を受けたばかりで
これからの治療を考える人も、
こうした経験を聴き、
質問をくり返していきます。

必要に応じて
赤荻先生が説明を加えます。



最終的には自分が決めるのだということを
分かっている。
だから、どうするか悩むんですね。

じっくりと考える機会を持てる
それがこの会の良いところです。




もちろん、

初めて参加した時には
治療は自分で決めていいんだなんて
考えてもいなかったかたもいます。

でも、
みんなの話を聴いているうちに
患者の権利に気づき、
いつの間にか
気持ちが変わってくるようです。
           




 *  *  *  *



それぞれの人の ぞれぞれの価値観 を尊重します!


埼玉県鴻巣市の開業保健師です。
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