がんだからお酒はダメ? ~ 「サルビアの会」(家族会:2018.4.7)

埼玉県鴻巣市のフリーランスの保健師 栗原です。


茨城県古河市で開かれているがん患者会に
参加してきました。


茨城県内の講演会で赤荻先生を知り、
遠く1時間近くかけて
初めて来てくださった○さんご夫婦。


主役はもちろん○さんです。

肺がんを抗がん剤を使って治療中ですが、
この先治療をどうするか。
それを考えたいそうです。

隣には大腸がん治療中のOMさんご夫妻、
正面にはMYさん、
奥様の隣にはTJさんが座って、
患者の立場の方々からのサポートが
しっかりとありました。


○さんはポジティブそのもの。

自分の日常生活をにこやかに話し、
治療や副作用について
質問もどんどんします。
聞き返すこともできる。

不安があるには違いないのでしょうが、
「何も言わなければ
がんだなんて誰もわからないんですよ。」
と笑う。

がっちりとした体形で、
柔らかで親しみやすい人柄です。

さまざまな組織(仲間)のなかで
役割を務める「人持ち」のようです。



そのお話の中でのこと。

残念そうに苦笑いしながら、
「一日4~5合を当たり前に飲んでいたのを
がんだと知ってキッパリやめました。」


画像














それを聞いて、

「いや~、
がんだからって
お酒をやめる必要はないと思いますよ。
適量ならね。
一日1~2合でどうですか。」

この赤荻先生の言葉に、

「うわ~、それを聞いただけでも
今日は来てよかったなぁ。(ワッハッハ)」

みんなが笑います。
赤荻先生はお酒が好きです。

(先生)「奥さんに怒られちゃうかなぁ。」

(私)「奥様と一緒に
   量を決めたほうがいいですよ。」


「いろんな会合で お酒が飲めないと
どうもその場がぎこちないんですよねぇ。」


先生からもお話がありましたが、

肝機能が低下しているのなら
飲まないほうがいいですが、

○さんの楽しみとしてのお酒を
禁止することはないでしょう。

飲酒量は多いですが
がんだとわかってキッパリやめられるなら
依存症の傾向はありません。
いい飲み方をしていると思います。


がんだから○○はダメということはないのです。


心筋梗塞を起こしたから
できるだけ魚を食べるようにしている。
お肉は上質なものを少しだけ。

腎機能が落ちているから
塩分やカリウム摂取に気を付けているそう。

そう。
「がんだから」ではなくて、
体の状態に合わせて
気をつければいいんです。

隣に座っている奥様は
食生活をはじめとして
しっかりとご主人の健康管理をしているようです。
この間も メモを取っていらっしゃいました。

○さんは奥様の意見をしっかり聞く。
この夫婦関係も素晴らしい。



「がんだということを人に隠してはいけない。
私はすぐに公にしましたよ。
隠していたら、関係がぎこちなくなる。」

オープンな人柄が
奥様との関係だけでなく
さまざまなところで
ポジティブ思考につながっているようです。

さまざまなストレスは
免疫力を下げるほうに働きます。

(MYさん)
「笑うことです!」

MYさんは
がん患者としての心得を
いつものように笑いを誘いながら
語ってくれました。
何度聞いても ウンウン♪なるほど です。




大工仕事に、
カラオケ、
陶芸、
仲間との付き合い、
(まだ他にもあったような。)

仕事を辞めた後の○さんの日常は
実に多趣味で充実しているようです。

そんな楽しい日常が
抗がん剤治療の副作用で妨げられることに
疑問を感じ始めたのかもしれません。




(2014.8.16)『がんになって分かったこと』 拝読いたしました。
以下はその中の一部です。
「・・・がん患者だからやっていけないということは、なにもない。がんに対する誤解で最も多いのは、このことである。がん患者は栄養を取り無理をせず安静にしていないといけないと考える。これは、がんを恐れるあまりに起こる、もっとも初歩的で根本的な誤解である。」(p.46)






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それぞれの人の ぞれぞれの価値観 を尊重します!


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