「かぜとはどんな病気ですか?」 

埼玉県鴻巣市のフリーランスの保健師 栗原です。

人生は自分の選択の積み重ね

~あなたが自分らしく生きるために

 あなたの意思決定を支えます~




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一般的に、「かぜ」というときは、

急性上気道感染症(急性上気道炎)

をさします。



さらに、

「急性上気道感染症(急性上気道炎)」は、

鼻汁・咽頭痛・咳がそれぞれ同じくらいあるものを「感冒」

鼻汁・鼻閉が主な症状となっているものを「急性鼻副鼻腔炎」

咽頭痛が主な症状となっているものを「急性咽頭炎」

咳が主な症状であるものを「急性気管支炎」

などに分類して呼びます。



でも、

中には、
急な発熱や倦怠感その他の種々の体調不良を
“かぜ”と認識している場合もあって、
時には、
下痢をしたりしても、
呼吸器系症状がない“おなかのかぜ”(?)という
表現をしたりするかたもいます。

もちろん、そんな場合でも、
医療者がよくお話しをお聴きすれば
問題なく適切な対応をとれますから大丈夫。



これまでも何度も「かぜ」を取り上げているのは、
抗生物質(抗菌薬)の不適切な使用による
薬剤耐性菌とそれに伴う感染症の増加
国際的に大きな問題になっているからです。



ちなみに、

抗微生物薬(antimicrobial agents, antimicrobials):
 →微生物(一般に細菌、真菌、ウイルス、寄生虫に大別される)に対する抗微生物活性を持ち、感染症の治療、予防に使用されている薬剤の総称。ヒトで用いられる抗微生物薬は抗菌薬(細菌に対する抗微生物活性を持つもの)、抗真菌薬、抗ウイルス薬、抗寄生虫薬を含む。

抗菌薬(antibacterial agents) :
 →抗微生物薬の中で細菌に対して作用する薬剤の総称として用いられる。

抗生物質(antibiotics):
 →微生物、その他の生活細胞の機能阻止又は抑制する作用(抗菌作用と言われる)を持つ物質であり、厳密には微生物が産出する化学物質を指す。

抗生剤:
 →抗生物質の抗菌作用を利用した薬剤を指す通称。




いわゆる「かぜ」の原因になっている微生物は
ウイルスであることが多く、
抗生物質の効果は期待できないのです。


急性上気道感染症を引き起こす原因ウイルス ↓
(藤友結実子、藤田直久
「かぜ」とはどういう病気なのか.京府医大誌 2013;122:541-7.)


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急性気道感染症の原因となるウイルスは
最新の診断・培養技術を駆使しても、
かなりの割合(25~30%)で病原体を特定できない
…それが実情ということです。




地球上には、
膨大な種類の微生物がいます。
有害なものはその中のほんのひとにぎりで、
むしろ、
多くの微生物は、
私たちの健康にも役立っています。

腸内細菌叢の重要性が注目されていますね。
抗生物質の内服は、
腸内環境にも影響を与えるでしょうに。。。



いわゆる「かぜ」なら
休養・栄養・保温(すべて適切な!)が
自らの身体の持つ力で
治してくれるものです。
(合併症があるなど特別な状態の場合は医療が必要です)


(2016/10/30)「いわゆる風邪」に抗菌薬(抗生物質)を使うリスク




【参考資料】

抗微生物薬適正使用の手引き
第一版 ダイジェスト版

もっと詳しくは↓
抗微生物薬適正使用の手引き
第一版





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それぞれの人の ぞれぞれの価値観 を尊重します!


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