「食べること」への関心 ~「サルビアの会」(2018.6.2)

埼玉県鴻巣市のフリーランスの保健師 栗原です。

人生は自分の選択の積み重ね

~あなたが自分らしく生きるために

 あなたの意思決定を支えます~




 *  *  *  *


6月2日(土)は、
茨城県古河市のがん患者・家族の会『サルビアの会』に
参加してきました。

前回に続き、15名を超える参加者になりました。



初めて参加した〇さんは、
ご主人が1年前に大腸がんで手術をしたそうです。

今は職場に復帰したそうですが、
「何を食べるのがいいんでしょう?」

消化管の手術をしていますから、
やはり食べることは、
ご主人の食事の用意をする〇さんにとって 
一番の関心ごとですね。


がんだからと特別な食事はないのです。

もちろん、
外科的に消化管の形状に変化があったり
放射線治療による腸への影響があったりすれば
それに合わせて
食べ物の形状を変えたり食事の回数を増やしたり、
つまりは、
それぞれの人に合わせて
食事のとり方を考えることになります。




「食べること」は参加者共通の関心ごとで、
次々と、いろいろな話題・質問が出ました。


糖ががんを育てるから、糖をとらない
というのが、
今広がっている情報なんだそうな。。。

(週刊誌やテレビの健康情報を見ない私には、
「ヘ~???」 です。
加えて、
この話題に皆さんがとても関心が高いのにも驚く。


もちろん、
赤荻先生がその間違いを
分かりやすく説明してくださいました。

ブドウ糖は、
がんだけではなく
私たちの身体にはなくてはならないものです。

ブドウ糖が不足すれば、
私たちの身体は
脂肪やタンパクを分解してつくりかえて供給します。
肥満の改善にはいいのですが、
身体は消耗してしまいますよね。

極端なことを言えば、
がんが宿っている人間が命を落とせば
がんも消えざるを得ない。

そんな馬鹿なこと!しますか?

メディアの勢いに乗せられてしまうのですね。


サプリメントや「健康食品」しかり。

もっともらしく効果をうたい、
「医学博士」(?)の権威を借り、
何が入っているかわからないようなものを売りつける。

害がなければお金を失うだけですが、
サプリメントの飲みすぎで
肝機能低下を起こすことさえあると聞きます。



「大腸がんの人は肉は食べないほうがいい」
これは、
肉食の習慣が大腸がんになりやすい傾向がある
と言われるから?
でも、
食べてはダメ!ではないですよね。
この話題をだしたかたは、
お坊さんから そう勧められたそうです。
精進料理をよしとする?(笑)でしょうか。



「野菜はたくさん食べる」
これは一般的には良いことです。
ほとんどのかたが日常に取り入れています。
一日350gの野菜をとるという目標値を
知って実践しているかたもいます。

野菜を生で食べることの利
 熱で壊れない栄養素(ビタミンなど)が摂れる

火をとおすことの利
 カサが減ってたくさん食べられる
 食物繊維は加熱しても摂れる

腎機能低下にある場合は、
K(カリウム)を落とすために茹でこぼします。



ここで、
「カリウムは良くないんですか?」との声。

(私)
「腎機能が低下しているときは
カリウムが排泄できなくなっているので減らします。
でも、
血圧の高い人はとったほうが良い。
ナトリウムを外に出してくれますから。
 ・・・
ひとによって違うんです。」

(赤荻先生)
「そう、ひとによってどういう注意が必要か
変わってくるんです。
だから、
他人がいいというものを
そのまま自分に当てはめて考えないことです。」



みんなでお話をすると、
大枠では望ましい食事について話し合えるのですが、

年を重ねるにつれ、
一人ひとりの状態に差が出てきます。
病気による制限もありますし
血液データ情報を参考にして
食事の気をつけたい点が見えてきます。
体格・食欲も考慮すべき大切なこと。

例えば、
肥満傾向であれば
血糖が緩やかにあがるよう
野菜を先に食べるという考え方もありますが、
少ししか食べられない場合(低栄養リスク)には
たんぱく質を先に食べることが勧められます。

個別の食事相談が望ましいゆえです。

ここが
保健師の最も得意とするところ。 



食べることはまた、
気持ちの変化とも関係が大きいものです。

前回から参加している乳がんの〇さんは、
少しずつ食事もとれるようになったそうで、
同席したお母さんも嬉しそうです。

「食べられるようになっただけでなく、
ひとりで治療に通えるようになった。」
とか
「ずっと家に閉じこもっていたのに
今回のサルビアの会への参加にも
自分から『行くんだよね』って。」

〇さんは、
お母さんのそばで涙をぬぐいながらも
笑みを浮かべるようになりました。


会の後、近頃では
すぐそばのお店での自由参加ランチが
良い交流の場として定例になっているようです。
     
MさんやOさんの力が大きいですね。
〇さん母娘は今回もご一緒のようでした。
そして初めて参加の〇さんも。




そうそう、
古河市の広報6月号の表紙は
赤荻先生の写真でした。

皆さん、「今ごろ、遅いよ!」って。(笑)

画像
























市民フォーラムや各地域の講演活動で、
赤荻先生の活動は広く知られ、
サルビアの会への参加者も
日ごとに増えていきます。

「市医」を持つ古河市の強みです。




【関連情報】(6月6日・医療ニュース)

友愛記念病院(古河市東牛谷)は4日、レントゲンや内視鏡、MRI(磁気共鳴画像化装置)などの検査画像や、処方薬などの診療情報をパソコン(PC)やスマートフォンで患者自身が閲覧できるシステムを導入した。患者は、データを基に主治医に質問できるほか、地元診療所のかかりつけ医らに見てもらい、セカンドオピニオンを受けられる。

茨城県は次々と新しいことを始めていきます。
かかりつけ医ー専門医の連携を目指す動きが
こうして少しずつ当たり前になっていきます。

医療情報は医師のものではなく患者のものです!




 *  *  *  *



それぞれの人の ぞれぞれの価値観 を尊重します!


埼玉県鴻巣市の開業保健師です。
 ヘルス プロモーションサポート栗原 HP
身近な医療従事者として 電話相談にも対応しております。
上記HPよりご連絡ください。


女性専用電話相談ボイスマルシェは
匿名でご利用いただけます。
専門家としてチームボイスマルシェに参加しています!匿名相談受付中! 電話カウンセリング ボイスマルシェ
※【6月末日まで】新規会員登録でカウンセリング料金1000円分オフ!詳細はこちら>
 ⇒お試し25分が通話料込2160円です。

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック