在宅診療での最期(赤荻医師から聴く) ~がん患者会(2018.7.21)

埼玉県鴻巣市のフリーランスの保健師 栗原です。

人生は自分の選択の積み重ね

~あなたが自分らしく生きるために

 あなたの意思決定を支えます~




 *  *  *  *

土曜日、7月21日は、
茨城県古河市のがん患者・家族の会
『サルビアの会』に参加してきました。


抗がん剤治療中の脱毛について
それぞれの工夫や体験を笑って語り合い、
「ここじゃ、少しでも涼しくすごしましょ」
という声に、
○さんは帽子をとりました。 
ここはソトではありませんからね。 

 
そのあとは、
日常の話題が途切れませんでした。

熱中症対策
(茨城でもっとも気温が高いという古河市)

西日本の水害と利根川のこと
(数年前に常総市中心の水害を経験)

地域ならではの情報交換です。



そのうちに、・・・・

先日、赤荻先生が
NHK『おはよう日本』に出演したことから、
在宅診療に話題がうつりました。

赤荻先生は、
月に約30~40人のかたを
在宅で診て(看て)いるそうです。

画像















まず、99歳の女性のことをお聴きしました。

先週末の3連休を挟んでのこと。

その女性は、
大きな褥瘡をもって退院したのち
赤荻先生の在宅診療に切り替えて
長い間ご家族と暮らしていたそうです。
褥瘡も少しずつ小さくなっていたとか。
それが
連休に入る直前に誤嚥して
肺炎を起こしてしまったのだそうです。
3連休には、
先生は福岡へ行く予定が入っていました。
代理の医師に看取りの可能性も伝えて
お願いしていったのでした。

結果、大丈夫だった。
連休明けに訪問すると、
様態は改善し、
呼吸音は綺麗になっていたそうです。

ところが、そのあと、
血圧を測ろうとすると測定できない。
??
脈をとろうとすると触れない。
???
なんと、呼吸をしていない!!!

良くなってよかった、と思っていた最中に、
全く予想もなく呼吸が止まってしまった。

「いやぁ、初めてでしたよ、こんなことは。
驚きました。
 ・・・
大往生でしたねぇ。」


お話を聴いていた皆さんからは、

「先生が帰ってくるのを待ってたんですね。」

「いいなぁ・・・。」




あるかたが、ポツリと、

「一人では、
家で最期って難しいですよね。
私は、・・・病院行かなくちゃって、
思っているから。。。」



「いや、無理ってことはないと思いますよ。」


先日看取られた50代の男性
独身で
妹さんと暮らしていたものの、
2階に暮らす妹さんは自分の仕事もあって
かかわりは期待できず。

訪問看護師や介護職が連絡を取り合って
最後まで自宅で過ごされたそうです。

「在宅医療は、
なんといっても看護師さんの力ですよ。」

18年前の副腎腫瘍が再発して10年以上。
寡黙なその男性は、
最期をどのように迎えるかを問いかけられて
「自宅で」を願ったそうです。
そして、
それを何とかかなえようとした先生に
「ありがとうございます。」と。

「いつもは話しかけても
なんとなくの反応だけで
ほとんど言葉らしい返事もないのに、
その時だけははっきりと『ありがとう』って。
 ・・・・
やっぱり家っていうのはいいんでしょうねぇ。」

「その人には
家族のかかわりはなかったのですが、
近くになにかと様子を見にいってくれる
ボランティアさんがいましたねぇ。
そのひとが訪問看護ステーションに連絡してくれ、
看護師がまず見に行けるんです。
家族がいなくても
そういう人がいれば助かるでしょうねぇ。」



国は、
在宅診療と在宅での看取りを
積極的に進めています。

今は同居の家族がいることを
前提にしているように思いますが、
これからは
「一人暮らし」の場合が多くなりますね。

公のサービスで不足する部分は
信頼できる友人の支援や
自費負担サービスの利用で補ってはどうか。
これは
上野千鶴子さんの『おひとりさまの最期』でも
提案されています。

看護師などの有資格者を頼んでも
本当の最期というのはそれほど長くないから
ほどほどのお金があれば大丈夫。
そう 上野さんは言います。
みなさんはどのように考えますか。


「生存」を目指し「管理」する病院(医療施設)と
「暮らし」優先で「自由(わがまま)」のある家。

そんな違いがあるように思います。


私は、
国の医療費の問題としてではなく
国民の幸せな最期の暮らしを支える
在宅診療・ケアが広がっていくことを
願っています。

もちろん
置かれた環境や価値観はそれぞれで
どちらを選んでもよいのです。
病院での最期を望まれるかたも
いらっしゃるでしょう。


がん患者は
死を身近に感じながら生きる。

だからこそ『サルビアの会』では
最期についての話も避けることはしません。

最期までどう生きるか、ですものね。



在宅診療の診療報酬を目当てに
十分なスキルも哲学もなく
在宅診療をはじめる医師もいます。
ここにも、
医師を選ぶ力が必要になります。。。




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(2016.12.15)「フリーランス」の看護職


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