年末年始に「人生会議」 ~がん患者・家族の会(2019.1.5)

埼玉県鴻巣市のフリーランスの保健師 栗原です。

人生は自分の選択の積み重ね

~あなたが自分らしく生きるために

 あなたの意思決定を支えます~




 *  *  *  *

1月5日(土)は
茨城県古河市のがん患者・家族の会
『サルビアの会』に参加してきました。

第一土曜日なので
家族会だけに参加している
80代のKNさん、SSさんもご一緒です。


がん(悪性腫瘍)と良性腫瘍の違いについて
赤荻先生からお話を聞いた後、

年女(84歳)のKNさんは、
笑いながら
「年を重ねるたびに
死ぬことを考えるようになってね。
 ・・・・
息子たち家族がみんなそろったところで
自分の死ぬ時のことを話してきました。」

※KNさんは「死ぬ時のこと」と表現しましたが、
 これは「最期の時間をどう生きるか」ということだと思います。



画像














いいですね!

Kさんは「人生会議」を開いたわけです。

 (2018/12/17)
 ACP(日本語愛称「人生会議」)の勧め




「私、延命治療だけはしたくないの。
だから、それをみんなに伝えたのよ。
 ・・・
主人はアラ、エサッサーって逝っちゃったでしょ。
とてもいい死に方だったと思うの。
とてもかなわないなぁ。
 ・・・
主人の母も99.6歳まで生きて、
いつも笑ってたわねぇ。
私も死ぬのが近いと思ってるんですけどね、
死ぬのって
色々準備するのが大変だなぁって思うの。」


ご本人も聴いていた私たちも
笑いの連続です。
だって、
KNさんは、
ご主人を大腸がんで送ったあと
気ままな一人暮らしを楽しんでいる80代。
膝が痛いとはいえ車を運転してどこでも行ける。
やりたいことはやってみる。
日常の失敗談もオープンに話します。
素敵なおばあちゃまです。


「終活なんて言うけどね、無理!
物が散らかっていようが
死んだ後に残った人に片付けてもらうわ。
でもね、
物を片付け始めたら、
いい器とかからなくなってくのよ。
 ・・・・
長生きすればするほど、
お葬式だって来てくれる人は少なくなるでしょ。
生きていたって
来ること自体が大変になるのよねぇ。
お葬式のこと話し始めたら、
そんなことは残されたものが考えることだ!
って言われちゃったし。(アハハ)」



(赤荻先生)
「KNさんは大丈夫ですよ。
救急車を呼ばなければいいんです。
私が主治医ですから
その時が来たら
余計なことはしないで
楽に最期を迎えられるようにしますよ。
まぁ、
あと一回り 96くらいまでは大丈夫そうかな。」

「えっ、救急車を呼ばないんですか?」

「そうです。
それだけをしっかりご家族に伝えておいてください。」

救急車を呼ぶということは、
現時点では 一般的に
救命処置をしてほしいという意思表示に
なってしまいます。
救急対応病院に搬送されてしまいます。


やはり一人暮らしのSSさんも
「私も自分がどうしたいのかを書いて
冷蔵庫の決まった場所に入れてありますよ。
救急隊の人が見て分かるように。」

(私)
「古河市では
意思表示書面の置き場所も決めてあるんですか?
古河市の救急隊も連携しているんですね!
素晴らしいですねぇ。」




自宅で看取るつもりでいながら
呼吸が止まると救急車を呼んでしまう家族が多い。
法的に心肺蘇生をしなければならない救急隊は
「蘇生はしないで」と家族に言われて
板挟みになります。
今 そんな状況があちこちで起きています。
厚労省で検討は始まっているのですが
統一的な指針が作られるまでには
しばらく時間がかかりそうです。


現段階でできる努力は
在宅で看取ることを応援してくださる医師に
主治医になってもらうことでしょう。

もしもの時は
昼間なら主治医に連絡をすればよいし、
連携する訪問看護ステーションが
24時間体制で対応してくれるはずです。

ただ、
困るのは
元気だった人が急に倒れた時ですね。
比較的若いうちに脳血管疾患の発作がおこったら
現状では
救急車を呼ばないわけにはいきません。
この時に役立つとしたら
本人の意思を明確にする書面を作っておくこと
でしょうか。
(まさに、医療をほとんど利用しない我が家の心配ごとです)



在宅診療医を主治医に持ち
「人生会議」を開いたKNさんでさえ
救急車を呼ぶことの意味を
分かっていませんでした。

知っていることの大切さを感じます。




先進的な在宅医療体制を構築する動きが
全国各地で起こり拡がりつつあります。
例:悠翔会(首都圏ネットワーク)
  萬田診療所(群馬県前橋市)
  ゆうの森 (愛媛県松山市)
  マーガレットクリニック(名古屋市)

全国どこでも
安心して自分の望む場所で
穏やかな死を迎えることができる。
そんな時代になることを願っています。




※次回1月19日は赤荻先生のご都合により
  「サルビアの会」はお休みです。




 *  *  *  *



それぞれの人の ぞれぞれの価値観 を尊重します!


埼玉県鴻巣市の開業保健師です。
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