【高脂血症に対する薬の必要性は?】

埼玉県鴻巣市のフリーランスの保健師 栗原です。

人生は自分の選択の積み重ね

~あなたが自分らしく生きるために

 あなたの意思決定を支えます~




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「高コレステロール血症」

診断されて薬を飲んでいるかた
たくさんいらっしゃいますよね。

『スタチン』っていうのは、
体内でコレステロールをつくる酵素の働きを抑える薬。
(名前に「~スタチン」とつく)

例えば、
ロスバスタチン(商品名はクレストール)
ピタバスタチン(リバロ)
プラバスタチン(メバロチン)
アトルバスタチン(リピトール)
などがよく使われているようです。


下に、
在宅医療カレッジ代表 佐々木淳医師の
12月23日のFB投稿をシェアします。

添付英論文が添付してあります。
気にしないで(読みたいかたはどうぞ)

~ ~ ~ ~
(以下そのまま)
65歳以上の高齢者の高脂血症に対するスタチンの投与について。
心筋梗塞の既往がある場合の再発予防(二次予防)としては有効で、全死亡のリスクが0.8倍になるとのこと。心筋梗塞の既往のある高齢者の高脂血症については、スタチン投与を検討すべきということになります。

ただ、一次予防(心筋梗塞の既往のない人に対する投与)による死亡のリスク低下は明らかでないとしています。

また、このレビューの対象は「65歳以上」というおおざっぱな括りなので、心筋梗塞の既往があるとしても、80歳以上の高齢者、要介護高齢者に対するスタチン投与については、個別性に応じた検討が必要であろうと思います。


添付は英文ですが、⇓
https://academic.oup.com/jcem/article/104/5/1585/5413488?fbclid=IwAR0y8x0Ux5hn9OUJmnJbUzM9HRvMJ-vgMu9T3V3QgQ5m70Jnnl0BnHHTlqo#.Xf_yJGq2cJY.facebook


~ ~ ~ ~

基本的に生活習慣病の薬は、
合併症を予防することが目的です。

高血圧の薬も、
糖尿病の薬も、
みんな血管の加齢(動脈硬化)の進行を抑え
結果として起こりがちな
血管疾患(脳・心臓・腎臓・眼…etc)を避けることが目的です。

そのときの血圧や血糖を下げることが目的ではないのです。
多くの人がきっと思い違いをしているのではないでしょうか。



今、
後期高齢者のポリファーマーが
問題になっています。
 
複数の疾患を持つ
 ↓
複数の医師にかかる
 ↓
たくさんの薬が処方される(=ポリファーマシー)

高齢者は、
腎機能(排泄機能)や 肝機能(代謝機能)が
低下しますから
薬の副作用が起きやすくなります。

薬のせいで認知機能が低下したり、転んだり。
困りますよね。



「心筋梗塞の既往のない人に対する投与)による死亡のリスク低下は明らかでない」

心筋梗塞の既往がなくても
検査値が基準より高いだけで処方される場合がほとんどです。

「薬はできれば飲みたくないけれど、
止めたら血管が詰まるのじゃないか」
ってよく心配されます。

ん~・・・、
気持ちはわかります。
でもね、
検査値と病気のなりやすさの関係は
自分以外の人を対象にして出した
統計学的な危険度なんです。

「基準値内に収まっているから大丈夫」

「基準値を外れているから危険」

その人が持つその他さまざまな要因も
もちろん関係するでしょうが、
病気になるのは「たまたま」である場合が多い。


あえて言うなら

高齢になってからより、
若いうち(30~40代)から生活習慣を整え
必要なら薬の力を借りて
動脈硬化を抑える努力をしたほうが良いように思うのです。

価値観はそれぞれですから正解はありません。


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それぞれの人の ぞれぞれの価値観 を尊重します!


埼玉県鴻巣市の開業保健師です。
 ヘルス プロモーションサポート栗原 HP
身近な医療従事者として 電話相談にも対応しております。
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