「予防」できる認知機能低下がある ~“薬剤起因性老年症候群”とは

埼玉県鴻巣市のフリーランスの保健師 栗原です。

人生は自分の選択の積み重ね

~あなたが自分らしく生きるために

 あなたの意思決定を支えます~




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予防できる認知機能低下もあるし、
回復する認知機能低下もある。

というお話しです。
長文ですが、ぜひ読んでみてください。


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 ⇓ (記事) ⇓
認知症の数十万人「原因は処方薬」という驚愕
東洋経済オンライン 1月22日配信


(以下一部です)
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老年症候群とは、高齢者の老化現象が進むことを意味し、薬剤によってもたらされることを薬剤起因性老年症候群と呼んでいる。認知機能の低下(薬剤性認知障害)のほか、過鎮静(過度に鎮静化され寝たきりになるなど)や歩行困難などの運動機能低下、発語困難、興奮や激越(感情が激しくたかぶること)、幻覚、暴力、さまざまな神経・精神症状のほか、食欲不振や排尿障害といった副作用が表れることを指す。日本老年医学会なども最近になって使い始めた言葉だ。
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いかがですか?

高齢者は
感染症にたいする抗生物質の威力を知ってきましたから
ことさら薬に対する信頼が強いようです。

だから、
風邪をひいても
「抗生物質をください」と
医師に求める人が多いですし、
その家庭の“常識”は受け継がれます。

ですけれども、
薬には必ず副作用がありますし、
高齢になると各臓器の働きも落ちて
薬の代謝も変わってくるんです。
効きすぎたり副作用が強く出たり
反応の強さもさまざまです。


複数の病気があるから、
複数の主治医がいる。
そうすると
たくさんの薬を飲むことになりがちですね。

いま、薬をできるだけ減らす試みが広がっています。
無駄を減らす、という以上に
薬を減らすことで元気になる!
そんな例がたくさん報告されています。



<最近の例>
うちのご近所さんのこと

80歳を過ぎても梯子に上って
樹木の剪定をするのが日課でした。
菓子パンと卵が好きで、
医者嫌い。(健診をしない、薬も飲まない)
ところが、
梯子から落ちてしまった。
腰椎骨折!と顔面打撲。
(「うわ~寝たきりかぁ」と思ったのですが)
救急隊の連携と最新の医療処置で
術後一週間くらいで歩けるようになりました。
ここは現代医学の力に素直に驚きました。
素晴らしい。
そして転院したのですが、
(やはり、・・・)
面会に行く奥さんは
大量の薬を飲まされているのに驚く。

「早く帰ってきた方がいいって。」
「だって、帰ってきたら手がかかるでしょ。
オムツになっちゃったのよ。」
「だから なおさら早く病院脱出!
リハビリなんて家でできるだけ動いていればいい。
このまま病院にいたら
筋力は弱るし
それこそ認知症にもなっちゃうかも。」

帰ってきてしばらくは
尿パッドが必要だったようですが、
薬嫌いのおじさんは
薬を飲むのをやめてしまいました。
(「飲まないから要らない」って伝えたそうです。エライ!)
そうしたら
言葉もはっきりして
足の動きもスムーズ。
今ではノコギリで庭の木の枝落としをしています。
「登りたくなっちゃうけどね、へへへ」って。
(樹木の高さを詰めてもらうよう植木屋さんに依頼済み)



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それぞれの人の ぞれぞれの価値観 を尊重します!

埼玉県鴻巣市の開業保健師です。
 ヘルス プロモーションサポート栗原 HP
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夜間でも大丈夫。
22時ごろまで携帯電話は電源を入れています。
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