「メンタル不調を起こしても退職させてくれない」について

埼玉県鴻巣市のフリーランスの保健師 栗原です。

人生は自分の選択の積み重ね

~あなたが自分らしく生きるために

 あなたの意思決定を支えます~




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労働者不足のなかで多くなっている相談事

労働環境の劣悪な事業所では
メンタル不調を起こしても
「退職させてくれない」 と。

産業医が委託されていれば
その意見書によって休業・退職が可能になりますが、
問題がある事業所の多くは
50人未満の小規模事業所なんですよね。


どこに助けを求めるか。

「労働基準監督署」が頭に浮かびます。

ですが、
退職に関する主なルールは、
「労働基準法」ではなく「民法」で規定されています。
※就業規則の中に退職に関する事項があれば
そちらを優先するという意見もある(?不確かですみません)


【民法627条1項】
当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。
この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。

さらに、
労働基準監督署の相談窓口は、
労働基準法違反に関することであって、
その証拠となるものが揃っていないと、
なかなか満足な対応をしていただけないという声を聞きます。
(担当者によるかもしれませんので
最初からあきらめないでください)

第三者に間に入っていただかないと
状況は変わりません。
関係機関に積極的に相談して
知識を高めながら道を見つけていくことが必要です。




電話相談のなかで
仕事からくる心身の不調について
ご相談が多いのが保育士、介護士です。
多くの場合、
「辞めたい」という気持ちがすでにある。。。

そもそもこの業界は人材不足ですし
人がいないと事業そのものが回らなくなる。
経営者側としては辞められては困るのです。

だったら、
良い労働環境を用意すればよいと思うのですが、
現実には、
「退職の申し出を受け取らない」で、
少しの改善をして就業を続けさせる。


「配慮してくれて少し環境が良くなったから」で
そのままそこで働き続けて
あなたの健康は守れますか?

担当している子どもや高齢者のことが気になって、
他の従業員へのシワ寄せが申し訳なくて、
・・・・
「良い人」(←他人評価)ほど苦しみます。
一般的に、
このような職種の方々は,
他者思いで 責任感が強いですし。

でもね、
法的に「退職の自由」があるのです。
特別な理由がなくても
2週間前の「退職届」を提出すれば退職ができます。

すべての人から「良い人」という評価を得ようなんて
やめませんか?

自分の健康を害してまで貢献するほど
その事業所(会社)は価値がありますか?

口頭で退職を申し出るのではなく、
「退職届」(文書)を提出しましょう。
受理してくれないのなら
内容証明郵便を利用して郵送するという手段があります。

(円満解決にはならないかもしれませんが、
自分の健康は自分で守らなければなりません)

医師による「意見書」が添付できれば
なお効力が大きくなると思います。


過大なストレスがかかった結果
「うつ病」になってしまったら、
そうした行動を起こすエネルギーさえも失ってしまいます。
動けるうちに、ここは頑張り時です!
(頑張るところを変えましょう)


労働問題の専門家ではないので
電話相談を受けて 即
適切な行動プロセスをご案内できませんでした。

厚生労働省の各都道府県設置機関として
総合労働相談コーナー
がありました。
まずここに相談してみると良いかもしれません。
ワンストップで
労働基準監督署にもつながるようです。

もうひとつは、
施設長の上の立場にある組織への申し立ても
試してみましょう。
上部組織は、あなたの事業所の実態を
知らないかもしれません。


いずれにせよ、
今の職場を離れて
しっかり休養をとって体調を整えてください。
そして、
エネルギーがあふれてきたら、
次のステップに進みましょう。


あなたが辞めた後の事業所の経営は
経営者の責任です。
あなたが心配する必要はありません。

あなたは自分の人生に責任があります。
これからあなたはどう生きたいですか?



中小事業所で働く人ほど
苦しんでいる人が多いのに、
支援が薄い。。。



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それぞれの人の ぞれぞれの価値観 を尊重します!


埼玉県鴻巣市の開業保健師です。
 ヘルス プロモーションサポート栗原 HP
身近な医療従事者として 電話相談にも対応しております。
上記HPよりご連絡ください。

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