「血圧の薬は絶対飲まなくちゃ!」と思っている高齢の方へ

埼玉県鴻巣市のフリーランスの保健師 栗原です。

人生は自分の選択の積み重ね

~あなたが自分らしく生きるために

 あなたの意思決定を支えます~





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昨日のFBには、
医療従事者を中心に18000人が参加する
「在宅医療カレッジ」FBグループ
その管理者であり、
首都圏中心に複数の診療所と連携して
在宅医療を広げている
悠翔会」の理事長 佐々木淳医師の
投稿が流れてきました。

佐々木医師の投稿をよみながら、
私は 名郷直樹医師の著書
『65歳からは検診・薬をやめるに限る! ―高血圧・糖尿病・がんはこわくない』
とか
『医療の現実、教えますから広めてください!! 』
を思い浮かべていました。
最後まで読んで、やっぱり😉

これこそEBM の実践!
私は名郷先生のファンです。
※ EBM : evidence-based medicine

佐々木先生のお勧めで
この考え方が一気に広まると嬉しい😊

医療の “常識” が変わることを願っています。


↓(FB参加者)↓
https://m.facebook.com/groups/796243893762957?view=permalink&id=3117426824977974


FB埋め込み機能が上手く使えないので
以下にFB投稿文の全文をコピペします。
(公開投稿ですし、オープンな医師です)

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タイトル:
「高齢者は高血圧を気にしすぎない」

70歳以上の高齢者の実に2人に1人は降圧薬(利尿薬を含む)を服用しているという事実をご存じでしょうか。病気や障害とは、通常、その集団における少数派を指す言葉です。2人に1人以上が高血圧という病気、というのはやはり違和感があります。
心臓から全身に血液を送る動脈は、加齢とともに動脈硬化が進み、徐々に硬く・狭くなっていきます。高血圧を含む生活習慣病は動脈硬化の進行を加速させますが、動脈硬化そのものを防ぐことはできません。なぜならば、動脈硬化は血管の老化現象そのものでもあるからです。70歳になれば2人に1人が収縮期血圧140を超える。本来であれば加齢に伴う生理的な変化です。これに高血圧という病名をつけるべきなのか、治療をすべきなのか、まして、90歳、100歳の高齢者が降圧薬を飲むべきなのでしょうか。
高血圧は実は高齢者においてあまり問題にならないことがわかっています。たとえば高齢者の脳卒中リスクに対する血圧の影響は、若い世代に比べて8/1程度。80歳代の高齢者の収縮期血圧120mmHgと180mmHgのリスクの違いは、50歳代の120mmHgと130mmHgと同程度でしかないという研究報告もあります。
2008年に日本人を対象とした年齢ごとの血圧と死亡の関係について13のコホート研究を統合したメタ分析が行われていますが、ここでも80歳以上の高齢者は若年者とは異なり、血圧上昇に伴う死亡リスクの上昇はないことが報告されています。
加齢に伴い血圧は上昇します。虚血性心疾患や脳卒中のリスクは上昇しますが、リスクの上昇に高血圧が寄与する割合は減少していきます。そして血圧によって寿命が縮むことはないのです。
医療の目的は血圧を下げることではありません。降圧治療をすることによって、その人の生命予後や日常生活の質を改善させることです。
後期高齢者は収縮期血圧を120まで下げても、収縮期血圧が180の40・50代と比べて、心臓疾患死のリスクは2倍になることがわかっています。高齢者の場合、高血圧による死亡のリスクよりも、高齢そのものの影響のほうがはるかに大きいということになります。
血圧が高いから治療しましょう、というのは高齢者にとっては必ずしも適切な考えた方ではないかもしれません。高齢者の高血圧の治療は、こうすべき、ということではなく、それぞれの患者の基礎疾患や予後、そして生活や人生の中での優先順位などの個別性や関係性を考えていくことが大切なのだと思います。
医学書院「訪問看護と介護」で高齢者に対する降圧薬・利尿薬についての原稿を書かせていただきました。
参考にさせていただいたのは「高齢者のための高血圧診療」(監修・著:岩田健太郎先生 著・名郷直樹先生/丸善出版)です。この本は絶対に読んだほうがよいです。高齢者の高血圧診療に対する豊富なエビデンスとともに「治療」そのものの考え方が明確に記されています。

https://www.maruzen-publishing.co.jp/item/b303743.html

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私は、
数年前に名郷直樹医師の存在を知ってから
これまでの医療の常識をひっくり返すことができました。
というよりすでに疑問を抱いていたので、
「強い味方がいらした」という感じ。
以降、
少数派であることを認識しながら
聴く耳を持つ人には伝え続けています。
もちろん、
一般に行われている医療についても
積極的否定はしないで、
「こういうデータや考え方もありますよ」
という立ち位置です。

多くの人は、
「変な人。保健師なのに。。。」
という反応を示します。
距離をとろうとします。
でも、
私はフリーですから良いのです。
信じこんだ「常識」を簡単に変えらない、
それも人間の心理ですから。

でも、
疑って考えてみること(クリティカルシンキング)は
大切なことだと思いますよ。


積極的に降圧する必要がある場合もあります。
「それぞれの患者の基礎疾患や予後、
そして生活や人生の中での優先順位などの
個別性や関係性を考えていくことが大切」
に同意見です。


佐々木医師からの紹介本は医療者向けなので
名郷直樹医師の一般向け著書を紹介しておきますね。

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それぞれの人の ぞれぞれの価値観 を尊重します!


埼玉県鴻巣市の開業保健師です。
 ヘルス プロモーションサポート栗原 HP
身近な医療従事者として 電話相談にも対応しております。
上記HPよりご連絡ください。

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