看護師国家試験問題が「難しくなった」?!

2017年の看護師の国家試験について、例年と出題傾向が違い、難易度がかなり高かったと、ツイッターなどで受験生らの悲鳴が上がっている。」(biglobeニュース)

今までが簡単すぎたのではありませんか?

人の命を左右する職業なのです。
簡単に資格免許が得られたら、困るのは国民も看護師も 両方です。


すべてではありませんが、・・・・

大学教育化したならば、大学らしく学んでほしいのに
(学び方を学んでほしいのに)、
なかなか受け身の姿勢から脱することができないようです。

看護職の多くは、
「研修」(座って聞いていればよい学びの場)に参加するだけで
学んでいると勘違いしている。。。。と感じます。(特有の文化?)
日本看護協会の認定看護師など、
研修受講を要件にしないで 試験制にすればよいではありませんか。


少子化が進んで大学の新設が減る中、看護系大学だけが増えています。

私の時代は 10校程度。それが今 200校をはるかに超えます。
専門学校から大学への切り替えが進んでいるからです。
大学の経営のために 看護学科を開設する!という事情も聞かれます。

私が学生だった30年前から、看護界は大学教育化を目指していました。
でも、描いていたのはこんな状況ではなかったはずです。

教育者を育てないうちに急激に大学化したことで
その弊害が大きくなっているのです。

今や、大学院で修士をとれば、大学教員になってしまう時代。
自らは専門学校で学んだ看護職が、
大卒相当レベルと認定され受験資格を得て 大学院に進学します。
大学での「学び」を経験していないのに
研究方法を学んだだけで大学教育をする この不思議な世界。。。
昔の専門学校卒の看護職は、
看護系以外の大学を卒業するか 通信大学を経て大学院でした。

大学院に在籍した数年前も驚きました。
(教授)「うちの教育は厳しいわよ。」
(私) 「そう思ったので ここを選びました。」
でしたのに、ディスカッションも成り立たない空気にがっかり。。。
修士課程を修了した同期生は、今では 多くが大学の教員です。

形は大学になっても、教育者が学び方を学んでいない。
(ゼミをともにした同期生の一人は、私に「学び方が全然違う」とつぶやきました。)
私は、(大学ではなく)「短大部」で“学び方”を学び 身につけました。


看護教育からも距離を置くようになって、
新卒者は一世代下になりました。
今の若者の気質をつかみ取ることも難しい。

現実の国家試験はどんなものなのかも分かりません。
今 受験したら、とても合格レベルには到達しません。
経験を積みながら学んでいくと、答えは一つに絞れないことが多い。
専門へと分化していますから、広く浅くの試験には対応できません。

でも、資格免許を持つためには、
基礎は基礎として、最低ラインの知識を満たせなければなりません。
それが国家試験です。
「出題傾向が異なると悲鳴」  ・・・とは!
(試験を通ることが目標だったのですか?)
大卒資格にするのなら、
試験問題形式の変化も当然かと思います。

せめて試験を難しくして、優秀な看護師を拾い上げていかないと
ツケは国民の安全にかかわってくると考えます。


看護師の社会的地位の向上のためにも、
国家試験の難度を上げることに 私はむしろ賛成です。

看護大学が増えても、今のままでは 看護師の質の低下が心配です。




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