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zoom RSS 冷え性 と 血圧変動大 → 「すぐ病院へ!」 ・・・『ガッテン』の ??

<<   作成日時 : 2017/02/09 12:53   >>

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昨夜のNHKガッテンは、『冷え性』でした。

気になったことをいくつかあげてみます。


●自宅で血圧を測って変動差が15以上なら 「すぐ病院へ!」 ???

 血圧の変動要因は、実に多様。
  運動だけではありません。
  深呼吸しただけで下がる。
  「高い!」と思っただけでもっと上がる。 ・・・etc
 同じ姿勢で続けて2回測定しても同じ数値が出ることはまれなくらい。
 変動幅が大きかった実験参加者は「現在治療中です」と補助情報が
 出ました。
 いったいどんな治療をしているのかしら?
 この番組を見て来た受診者に医師はどういう対応をするのでしょう。
 おそらく 高脂血症とか高血糖とか血液検査から血圧以外の基準値外れを見つけて
 その治療をするのでしょう。

 血圧の変動が大きいことは問題ですけれど、
 冷え性と結びつける「報道の単純化」に疑問を感じました。
 

●冷え性+血圧変動大 → 微小脳梗塞 ???

 微小脳梗塞が冷え性と直結するような印象を受けました。
 微小な脳梗塞は、血管の老化現象。多くの高齢者に見られるものです。
 検査機会が増えるほど、検査機器の精度が上がるほど発見されます。
 あって当たり前のもので、治療できないものを
 わざわざ見つけるのは心にマイナス効果です。
 高血糖や高脂血症、喫煙、ストレスなども動脈硬化リスク因子です。
 実験参加者は「冷え性」から選ばれただけ。他の因子は分かりません。
 

●血管を伸ばすストレッチ体操が冷え性を改善する 

 ゆったりとした有酸素運動で 全身の血流がよくなるのは当たり前。
 適度な運動は(冷え性にかかわらず)体にいいのです。
 「血管を伸ばす」という表現もヘンな気がします。
 「血管を伸ばすことで血管を広げる物質が出るので
  血流が改善して温かくなります。」     ・・・(?)
 血管内皮で作られる 血中NO(一酸化窒素)のことかと思いますが、
 よくわかりませんでした。




血管年齢は、CAVI という検査で簡単に測定できます。
測定時に性別・年齢を機会に入力すれば、健康な方の「CAVI」平均値と比べて、「血管年齢」が判定されます。
※家庭用の体重・体脂肪計が「体内年齢」を計算するのと同じです。

CAVI(心臓足首血管指数)は、
血圧を測定するためのカフを腕と足首に巻いて、心音を探知するマイクを胸に装着します。心臓から足首までの距離を測り、心臓と足首での脈波の時間差から、まず脈波速度を割り出し、コンピューターが血圧を加味して数値を計算します。



末梢まで血流が十分にいかない状態を 手足というわかりやすい場所で教えてくれているということです。
脳に限らず、体中の細胞に酸素や栄養を運んでいるのは血管(細小血管・毛細血管)です。
脳のCT画像が視聴者にインパクトを与えるために使われたと思います。
私たちの体は、血管なしでは成り立たない。
血管が血液を運べなくなったら、その先は壊死です。


適切な食事、適度な運動、そして 穏やかな心 ・・・
これが血管の老化を抑える術。

ひとつの症状や検査結果では状態を判断することはできませんし。

冷え性に限らず、
身体を傷めない(痛くない)程度に有酸素運動を取り入れることに賛成します。

中高年になってから健康に気遣うより、
若い頃からの生活習慣の積み重ねが大切だと思います。
そういう意味では、
「冷え性」から生活習慣の見直しを勧めるのは良いことかもしれません。




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